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大塚製薬×大阪大学!

国立大学法人大阪大学と大塚製薬株式会社が、大阪大学が開発しているインテグリンβ7の活性型立体構造を標的としたMMG49 CAR-T細胞療法について、大塚製薬が全世界におけるMMG49 CAR-T細胞療法関連特許の独占的な実施権を得る契約が結ばれました。

MMG49 CAR-T細胞療法は、大阪大学大学院医学系研究科の保仙 直毅 寄附講座准教授、熊ノ郷 淳教授(呼吸器・免疫内科学)、杉山 治夫特任教授(癌免疫学共同研究講座)らの研究グループが開発しているあたらしい多発性骨髄腫の治療法です。

昨年11月、非臨床試験において、MMG49を組み込んだCAR-T細胞が多発性骨髄腫に対して際だった抗腫瘍効果が示されました。

この契約締結にともない、大塚製薬は、大阪大学に契約一時金と開発の進捗に応じたマイルストン達成金、売上高に応じたロイヤリティを支払うこととなっています。

大阪大学と大塚製薬は、診断薬を含む全ての適応症を対象領域とした基礎研究を共同で実施します。

大阪大学の研究グループは、がん化した骨髄腫の細胞表面で、細胞同士の接着に必要なインテグリンβ7が活性化されていることに着目し、活性化されたインテグリンβ7に結合する抗体MMG49が同定されました。

加えて、MMG49の抗原認識部位を持つCAR-T細胞は、正常細胞を傷つけずに、骨髄腫細胞のみを特異的に排除することを確認してされました。

<多発性骨髄腫について>
多発性骨髄腫は、骨髄の中で抗体を産生する形質細胞が悪性腫瘍化し、無秩序に増え蓄積する血液がんです。近年、治療選択肢が増加して生存期間が延長した一方で、いまだに治癒は困難な疾患と考えられています。



悪性腫瘍の細胞表面に特徴的に発現しているタンパク質(抗原)を特異的に認識するCAR(キメラ抗原受容体)の遺伝子を患者由来のリンパ球に導入し、再び輸注することによりがん治療を行います。
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