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ノバルティスが乾癬への治療効果が2.5年を見込める薬剤データを公表

ノバルティスが、「コセンティクス®」により爪および掌蹠(しょうせき)の乾癬(かんせん)が2.5年間にわたって持続的に改善したことを示す世界で初めてのデータを発表しました。

このデータの特徴は、生物学的製剤において、爪と掌蹠の乾癬患者に対する長期の有効性および安全性が初めて確認されたことです。臨床試験から得られたこの新たなデータは、英国ロンドンで開催された第8回International Congress of Psoriasis from Gene to Clinicで発表されました。

乾癬患者の最大90%が爪や掌蹠の乾癬を発症する可能性があります。爪や掌蹠の乾癬はいずれも患者の生活の質に多大な影響を及ぼし、運動性低下、機能障害、身体的不快感を引き起こします。

「コセンティクス」は、乾癬の発症および進行に不可欠なサイトカインであるインターロイキン-17A(以下、IL-17A)を標的としており、乾癬患者において投与5年間にわたる皮膚症状の寛解率を持続した初めてのヒト型IL-17A阻害薬です。

エリック・ヒューズ(Eric Hughes)氏コメント

「爪や掌蹠の乾癬の患者には、乾癬が日常生活に及ぼしうる重大な影響に対する効果的な治療選択肢が必要です。IL-17A阻害薬である『コセンティクス』は、最近発表された5年間のデータが示すように、乾癬により生じる局面型皮疹を効果的に治療できるだけでなく、治療が難しいタイプの乾癬や併発する関節炎も治療可能である、標的型の治療選択肢です」
免疫学および皮膚科学分野のグローバル開発部門責任者エリック・ヒューズ(Eric Hughes)氏コメント

阻害薬としてのコセンティクス

「コセンティクス」はIL-17Aを特異的に阻害することで、乾癬の根本原因に対してさらに効果を発揮します。あまり直接的ではない他の経路を標的とした既存の乾癬治療では、このような治療が難しいタイプの乾癬に対して、2.5年間にわたる長期有効性は確認されていません。


掌蹠の乾癬を対象としたGESTURE試験では、投与2.5年目に手掌および足底の皮膚症状の「寛解」または「ほぼ寛解」を達成した患者の割合は「コセンティクス」300 mgを投与した群で59%、150mgを投与した群で53%でした[Palmoplantar Investigator’s Global Assessment(ppIGA)、0または1で評価]。

爪の乾癬を対象としたTRANSFIGURE試験では、NAPSI(Nail Psoriasis Severity Index)のベースラインからの改善率は、「コセンティクス」300mgを投与した患者で73%、150mgを投与した患者で63%でした。

GESTURE試験は、掌蹠乾癬の患者を対象としてこれまでに実施された無作為化対照試験の中で例数が最も多く、投与期間が最も長い試験です。TRANSFIGURE試験は、爪の乾癬に対する長期投与の結果を報告した最初の大規模対照試験です。両試験では、2.5年間にわたる強い持続可能性が示され、注射部位の反応や疼痛がほとんどないなど、安全性プロファイルについてもこれまでのデータと一貫して良好であることが確認されたと言います。
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