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サノフィのデュピクセント

サノフィ株式会社が、アトピー性皮膚炎治療薬であるデュピクセント®皮下注300mgシリンジ(一般名:デュピルマブ (遺伝子組換え))について、「既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎」の効能・効果で厚生労働省より製造販売承認を取得したことを発表した。


アトピー性皮膚炎は湿疹の一種で、発疹をはじめとする症状を伴う慢性炎症性疾患とされます。中等症から重症のアトピー性皮膚炎は、広範な発疹を特徴とし、持続する激しい難治性のかゆみ、皮膚の乾燥、亀裂、紅斑、痂皮(かひ)と毛細血管出血を伴うことがあります。

かゆみは、アトピー性皮膚炎の患者にとって最も大きなストレスとなり、体力を消耗させます。また、中等症から重症のアトピー性皮膚炎の患者においては、睡眠障害、不安や抑うつ症状が現れ、生活の質(QOL)に影響を及ぼします。

増加するアトピー性皮膚炎患者とかゆみ

厚生労働省によると、日本におけるアトピー性皮膚炎の患者数は、年々増加傾向にあるとされています。その中には、ステロイド外用剤やタクロリムス外用剤などの抗炎症外用剤による適切な治療を一定期間施行しても、十分な効果が得られず、再燃が高頻度かつ長期に認められる患者も存在することが分かっています。しかしながら、こうした患者に対して長期的に使用できる治療法は限られています。


デュピクセント®は、IL-4とIL-13と呼ばれる2つのタンパク質の過剰な働きを特異的に阻害するヒトモノクローナル抗体とされています。IL-4とIL-13はアトピー性皮膚炎や、その他のアレルギー性またはアトピー性疾患の慢性炎症において、中心的な役割を果たしていると考えられています。


デュピクセント®は、サノフィとRegeneron社が共同で開発を行い、アメリカやヨーロッパで2017年に承認されています。
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