NEWS

ファイザーがてんかんの治療薬を発売へ

ファイザー株式会社が、ロラピタ静注2mg(一般名:ロラゼパム)を発売しました。

ロラピタは、生後3カ月以上の小児および成人におけるてんかん重積状態の治療薬として開発されたベンゾジアゼピン系抗けいれん剤です。海外では1970年に経口剤、1976年に注射剤が承認され、2018年6月現在、ファイザー社のロラゼパム注射剤は11カ国で承認されています。

そのうち7カ国で、てんかん重積状態の適応症を有しており、うち4カ国では小児の適応症も有しています。

ロラゼパム注射剤は、欧米ではてんかん重積状態の標準治療として使用されていたにもかかわらず、国内では未承認でした。

そのため、日本てんかん学会および日本小児神経学会から、てんかん重積状態に対する開発の要望があり、「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」における検討の結果、2010年の厚生労働省からの開発要請に基づき、ファイザーが開発を進めてきました。

日本神経学会の『てんかん診療ガイドライン 2018』では、てんかん重積状態の治療として、「第1段階での治療薬は、ベンゾジアゼピン系薬剤のジアゼパムないしロラピタの静注です。

しかし、ロラゼパム静注製剤はわが国では未発売である」とされていて、ロラピタは今後の日本のてんかん重積状態における救急対応において選択肢の1つになります。

てんかん重積状態の原因疾患は、てんかんの他、脳血管障害、中枢神経系感染症、熱性けいれんなど多岐にわたり、発作型や持続時間によっては長期的な後遺症を残す可能性のある疾患です*。ロラピタが、一人でも多くのてんかん重積状態にある患者さんの救急対応に役立てていただけるよう、ファイザーは適切な情報提供に注力してまいります。
3 件