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中外製薬株式会社と公立大学法人奈良県立医科大学・小児科学教室が、「血液凝固第VIII因子機能を代替するバイスペシフィック抗体医薬の創製による血友病Aの治療革命」に共同で取り組んでいました。

そして、今回、一般財団法人バイオインダストリー協会から「第4回バイオインダストリー大賞」を共同で受賞しました。同賞は、バイオインダストリーの発展に大きく貢献をなした、また今後の発展に大きく貢献すると期待される顕著な業績を表彰するものです。

ヘムライブラ®は、二つの異なる抗原に結合できるバイスペシフィック抗体を用いて生体内タンパク質の機能を代替し、血友病A治療薬とする中外製薬の着想を基にしています。また、中外製薬は、膨大な実験を経て、新薬候補となるバイスペシフィック抗体を創製しました。
また、創製の過程で、バイスペシフィック抗体の製造上の課題解決のため、独自の抗体エンジニアリング技術(ART-Ig®)も開発しました。

バイスペシフィック抗体の評価、臨床試験の設計・推進においては、奈良県立医科大学が血友病治療・基礎研究において長年積み上げた基盤と知見が生かされ、ヘムライブラが医薬品として上市されるに至りました。

現在、ヘムライブラのグローバルでの累計投与者数は6,500人以上、承認国数は90カ国以上であり、世界の血友病A治療において広く浸透しています。

患者らのQOL向上を達成する社会的意義の大きさに加えて、他へも広がりうる抗体エンジニアリング技術開発の潜在的価値、アカデミアとの長年の協働により製品化を成し遂げた産学連携の大きな成功例であることなどが高く評価されたと言います。
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