慈恵医大病院の外科学講座のチェアマン(責任者)になった大木医師は、外科医局の再生につとめました。そこで大木医師が取り入れたのは、「ゲマインシャフト型社会」です。コミュニティ、共同体という意味で、絆をもとにする集団を意味します。利益追及のためのゲゼルシャフト型の社会に対置されるものです。

 慈恵医大病院は地域医療のために医師を地方に派遣しています。その派遣についても、信頼ベースのものに切り替えました。

 他にも、入局者の歓迎パーティーや納涼会、忘年会や慰安旅行を行いました。外科医局のOBと現役局員の交流会も行い、先輩後輩の医師が交流をすることで、情報交換が促進されるようになったのです。

 すると医局内の人的交流が盛んになり局員が友好関係を持つようになったことで、医局員数が増えていったのです。これは局員が医局を選ぶ医学生に対して、連携して余裕を持って接することができるようになったためでした。

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