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フランスはパリのサノフィとアメリカのバイオベラティブは、サノフィがバイオベラティブの発行済み株式の全てを1株あたり105ドルの現金で取得し、完全希薄化ベースで総額約116億ドルで買収する最終契約に達したことを発表しました。この取引は、サノフィ、バイオベラティブ双方の取締役会において全会一致で承認された模様です。

血友病対策が加速するかも?

世界での患者数18万1,000人、年間売上約100億ドルの規模を持つ血友病は、希少疾患領域において最大の疾患であり、2022年までに毎年7%以上の成長が予測されています。血友病の標準治療法は変わりつつあり、治療選択肢は定期補充療法や半減期延長型製剤に移行し、新薬の開発や医療現場での使用も進んでいます。



バイオベラティブは、半減期延長型製剤として、血友病A治療薬のEloctate® (イロクテイト®静注用)と血友病B治療薬のAlprolix® (オルプロリクス®静注用)を販売しています。


両製品は上市時には、約20年ぶりの新たな血友病治療薬として発売されました。


バイオベラティブは、現在、米国、日本、カナダとオーストラリアで2製品を販売しており、他地域での販売も計画しています。これら製品は、欧州連合(EU)やその他の国々において業務提携を締結し、販売されています。

両社のコメント

血友病をはじめとする希少血液疾患に特化したバイオ医薬品企業のバイオベラティブト契約を結ぶサノフィの最高経営責任者(CEO)オリヴィエ・ブランディクールは、

「拡大しつつある血友病市場のリーダー企業であるバイオベラティブとともに、サノフィは、スペシャルティケアにおけるプレゼンスと希少疾患領域におけるリーダーシップを強化し、『2020ロードマップ』の実現に向け前進し、血友病以外の希少血液疾患領域における成長の基盤を築きます。

半減期延長型血液凝固因子製剤を用いた新たな標準治療の提供において、バイオベラティブは成功を収めています。この成功をもとに、両社は今後革新的な治療薬を世界中の患者さんにお届けする大きなチャンスを得ました。

私たちは科学的知見、希少血液疾患領域における専門性と開発力を結集し、株主にとっての価値を高め、画期的治療薬を患者さんにお届けできるよう努力していきます」と述べました。


一方、バイオベラティブの最高経営責任者(CEO)のジョン・コックスは、

「バイオベラティブは、血友病をはじめとする希少血液疾患の患者さんの治療に意義ある進歩をもたらす目的で設立された企業です。昨年は、この使命の実現に向け大きく前進できました。

そのことを非常に誇りに感じています。Eloctate® (イロクテイト®静注用)とAlprolix® (オルプロリクス®静注用)は、血友病患者さんの日々の暮らしを改善しており、私たちはこれら製品の成功の上に、希少血液疾患の患者さんに向けた新たな開発プログラムを構築してきました。

サノフィは、高い能力とグローバルなインフラをもち、私たちの医薬品の全世界でのアクセスを速やかに確保し、希少血液疾患の患者さんの生活を改善するという私たちの使命を実現できると信じています。

当社会長のブライアン・ポスナー、取締役会ならびに私は、バイオベラティブが株主にとって意義ある価値を生み出すだけでなく、今回の取引が私たちに投資し、使命に力添えしてくださる株主に大きな価値をお届けできると信じています」と述べ、契約を歓迎しています。
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