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健康診断の支払いに特化したプリペイドカードが11月10日、発売を開始した。

『からだ健診ギフト®カード』というネーミングでわかるように、本カードはギフト=プレゼントとして使用することを前提にしている。
“健康診断を贈り物にする”という発想は、国の医療費拡大が問題視され、予防医療の重要性が説かれる日本の現状にとって、訴求力のあるものと言えそうだ。

【予防医療】病気になってから治療を受けるのではなく、病気にならないよう生活習慣を改善するなどして健康維持や病気予防に努めたり、定期健診などによる早期発見・早期治療で重症化を防ぐこと。病気が見つかった場合に適切な治療を受け、リハビリなどによる回復、再発防止を図ることも含まれる。

なお、健康診断受診を目的としたプリペイドカードが販売されるのは、今回が国内初となる。

どんなカードなのか?

利用方法は、以下のとおり。

①購入→②プレゼント→③受け取った人が本ギフトカードの契約施設(後述)に連絡し、健診を予約→④健診を受ける→⑤本カードで支払い
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本カードは凸版印刷と日本人間ドック健診協会が共同開発しており、健診を受けられるのは、日本人間ドッグ健診協会の会員施設および協力会員施設となる。

また、2016年11月のサービス開始時には
関東;東京都・神奈川県・千葉県・静岡県の伊豆地方
関西;滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県
という1都2府8県のみで運用される。

ドラッグストアで手軽に入手

ギフトカードの購入は、上記1都2府8件にあるドラッグストアの「ココカラファインヘルスケア」と「富士薬品」グループの店頭で可能。

額面1万円(販売価格10700円)と、3万円(販売価格31500円)の2種類が用意されており、不足金が生じた際には現金またはクレジットカードで支払うことができる。1回の健診で支払いがカード額面に達しなかった場合、残金は有効期間内(購入日より2年間)なら何度でも他の健診に使用可能だ。
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検査項目の選択肢と、その費用は?

受診可能な検査項目は各施設で異なるとのことだが、公式ホームページでは例としてーー

・人間ドッグ
・生活習慣病健診
・乳がん検査
・肺がん検査
・子宮頸がん検査
・大腸検査(便潜血検査・大腸内視鏡・大腸3D-CTなど)
・脳検査(脳腫瘍や脳梗塞、くも膜下出血などの危険性を調べる)

が挙げられている。

また、同HPには費用の参考価格も表示されているので、こちらを参照して購入カードの額面を選ぶといいかもしれない。

・人間ドック健診(1日ドック)28,350~65,100円
・人間ドック健診(2日ドック)36,750~99,750円
       +
オプション検査費用目安(一例。詳しくは直接施設に要確認)
1. 脳ドック検査 17,500~80,000円
2. 肺ドック検査 9,450~66,150円
3. 子宮頸がん検査(子宮内膜細胞診)3,000~6,000円
4. 乳がん検査(マンモグラフィー)2,000~8,400円
5. 乳がん検査(エコー)2,940~8,400円
6. 血中ピロリ菌検査630~5,250円
7. 脳MRI検査10,500~49,875円
8. 肺CT検査1,500~31,500円
9. 内臓脂肪CT検査2,100~21,420円
10. PSA検査1,050~4,200円
11. 腫瘍マーカーセット検査2,100~17,850円
(出典 日本人間ドック健診協会 / 人間ドックの価格調査)

予防医療の周知・拡大へ

厚生労働省によれば、過去1年間に健康診断を受けていない人は男性27.8%、女性37.1%(2014年「国民健康・栄養調査」より)。特に女性の受診率の低さは、専業主婦や会社に属していない場合、健康診断が義務付けられていないことから、受診するキッカケが得られにくいのが原因と考えられている。

本ギフトカードの発売に際して凸版印刷は、「受診のキッカケを提供することで、日本の健康診断の受診率向上が期待できる」と、その意義を説明。
「病気の早期発見や早期治療のみならず生活者の“治す前に防ぐ”意識づけを促進し、健康長寿社会の実現に貢献するとともに、健康維持により国民医療費の膨張を抑える経済効果も見込んでいる」としている。

余談めく話ではあるがーー

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