電子カルテの分野では、近年、診療予約システム、タブレット対応の問診入力システムをはじめとした受付周辺のシステムにクラウド技術が普及し、低価格化が進んでいる。

低価格化が進んだ理由の一つとして電子カルテ開発が容易になったことがある。政府が定めるガイドラインを守れば電子カルテの開発が可能になり従来の電子カルテメーカーだけでなく、他社の参入も進んできている。

地域での電子カルテ活用

この電子カルテの導入により、地域の医療機関がネットワークを介して連携することが容易となり、質の高い医療を提供することに繋がる。

電子カルテ情報を治療に活かす

情報を連携させるだけでなくさらに高度な技術開発を進め生活習慣病患者の電子カルテを分析し、医療や保険分野に活かそうとする動きもある。

日本IBM、藤田保健衛生大学、第一生命保険が協力し大規模な電子カルテ分析を行っていることが今月13日に分かった。
またIBM社の*ワトソンを活用し、糖尿病のカルテ分析も開始される。ワトソンを活用することで食事や運動内容の傾向をつかみ、病状悪化を抑制するための必要以上の投薬、食事制限を防ぐことが狙いだ。

*ワトソン = 自然言語処理と機械学習を使用して、大量の非構造化データから洞察を明らかにするテクノロジー・プラットフォーム (IBM社サイトより)

セキュリティがより重要な課題に

医療機関では電子カルテの他に各部門(診療・検査部門など)で別のシステムを導入していることが多く、一括したセキュリティシステムを導入しにくい。さらに過去には医療機関で働いていた職員が患者の個人情報を含むUSBを紛失した事件も発生している。

今後電子カルテの連携、解析は私たちの医療サービスに活かされていくと考えられるが電子カルテが一般化すればするほど、各病院の情報セキュリティはより重要な課題になっていく。

引用・参考文献

http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1607/06/news02.html

http://www.ibm.com/smarterplanet/jp/ja/ibmwatson/what-is-watson.html

http://mainichi.jp/articles/20160714/ddm/008/020/165000c

http://www.sankei.com/west/news/160322/wst1603220081-n1.html

http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1606/24/news01.html
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