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アンジェスとマイバイオティクスが業務提携

アンジェス株式会社とイスラエルのバイオテク企業である MyBiotics Pharma Ltd.(マイバイオティクス社)が、資本提携を発表しました。

体内の微生物の生態系であるマイクロバイオーム(微生物叢(びせいぶつそう))は、次世代の医薬研究開発分野として世界的に高い注目を集めている。それを受け、アンジェスはこの領域のパイオニアであるマイバイオティクス社と提携することでマイクロバイオームの研究をはじめることをめざしている。

マイバイオティクス社は、世界に先駆けて腸内細菌を含む常在菌の培養、製剤化において、その品質や腸内における生存率を向上させる技術を開発しています。これはマイクロバイオーム医薬の実用化に必須の重要な技術であり、マイクロバイオームの事業化競争において高い優位性を持っています。

すでに、開発製品パイプラインの中で胃腸疾患や婦人科系疾患については大手製薬企業とライセンス契約を締結して製品化が目指されています。また、感染症や抗生剤使用による下痢症等についても開発が進められています。今回の資本提携においてアンジェスは、マイバイオティクス社に一部資本参加し、具体的な協力の可能性を検討していくとしています。

進むマイクロバイオーム研究?

マイクロバイオームの中でも、特にヒト腸内細菌叢は腸内フローラと呼ばれる代表的な存在であり、胃腸疾患、感染症、炎症疾患、肥満、糖尿病、自己免疫疾患のみならず、自閉症など精神疾患にも関係しているという報告もあり、世界的に多くの研究機関やバイオ企業が競って研究を進めています。

マイクロバイオーム研究は、医薬品に限らず健康食品やサプリメントなど幅広く適用が可能であり、今年 6 月に米国ボストンで開催されたバイオインダストリー協会の総会(BIO)でも、マイクロバイオームは次世代のバイオ医薬品として取り上げられました。
アンジェスの代表取締役社長の山田英は、
「マイバイオティクス社との資本提携は、マイクロバイオーム研究を国際展開する上で極めて重要な位置づけにあります。マイクロバイオームの製品化は、将来的には先進国の高齢化による医療費高騰に対する対応策として、まさに自分自身で健康を管理するセルフメディケーションにも繋げる可能性があり積極的に対応していきたいと考えています。健康維持にはマイクロバイオームが主役を演ずる日が到来するのではないかと期待しています」と述べ、提携を言祝ぎました。
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