AIメディカルヘルスケアプラットフォーム・プロジェクト

 5月17日 新緑の季節。大阪大学大学院医学系研究科・医学部付属病院が医療のイノベーションを加速する新たな「組織と連携」の記者会見を行った。

「AIメディカルヘルスケアプラットフォーム・プロジェクト」

 医療メディアPULSEの中心テーマでもある医学ヘルスケア領域の新産業技術との連携でイノベーションを起こす試みがまた一つ発信する。「医療の現場の課題」と「人工知能テクノロジー」と「医療産業の連携」によるイノベーションを医療ヘルスケアの様々な分野において同時多発的に起こしていく「人工知能を使った医療開発の居場所」を創ることを発表した。
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西からの医療イノベーションが熱い

「医療イノベーションは西が熱い」

緒方洪庵の適塾の伝統をまっすぐに受け継ぐ大阪大学が加速させる医療変革について澤芳樹教授に話を伺った。


 世界レベルの研究競争の世界でも西のアカデミズムは明治維新ののちもそのイニシアティブを維持していると思う。上方の心意気はこれから東京五輪を終えて2025大阪ヘルスケア万博(正式に開催の立候補)まで一本の道が見えている。ヘルスケアは大阪を注目するべきだと思う。
 
 本日発表になった「AIメディカルヘルスケアプラットフォーム・プロジェクト」をはじめこの「西のイノベーション」は世界トップを目指す上方の心意気に注目したい。
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澤 芳樹(大阪大学院医学研究科教授 産学連携クロスイノベーションイニシアティブ代表)の談話

ご挨拶 | 日本心臓移植研究会 (9970)

医学と病院と企業が点と点ではなく総力を結集して新しい医療に取り組むクロスイノベーションプロジェクトをスタートさせて3年になります。

 阪大のライフサイエンスの叡智を結集して実際にイノベーションを巻き起こすところまでやる。この試みに参加をしてくれる企業は20社を超えました。「横串と縦串」をしっかりと意識してクロスさせるクロスイノベーションプロジェクトの中で今回は人工知能というテーマでどのような現場であるいはどのような製品で新しい医療ができるかを具体的に考える「場」「AIメディカルのプラットフォームを創る」をスタートさせます。

 AIは医療にとどまらず社会のあらゆる分野でそれぞれの分野を変革する中心的存在になるであろうと予測されます。最近ではAIがメディアに取り上げられない日はないトレンドとなっています。人工知能は国をあげた、世界全体で取り組む時代になりました。

 AIは大阪大学も総長のリーダーシップのもとにデータビリティフロンティア機構が作られて全学で取り組まれております。医療の分野でのデジタル革命プロジェクトも同時に進められております。

 AIについても私たちは実際に医療においてAIを使ってどのような具体的なソリューションがアウトプットできるのか? 大阪大学はそのAI技術による新しい医療の「現実化」までやる。そのための「開発と連携」を進めていきます。

 AIに使うデータも集めただけではダメで膨大な砂漠の砂の中からダイヤモンドの原石を抽出する仕組み=ソリューション作ってこそ活躍できます。私は電子カルテには今までの医療を完全に変えるほどの無尽蔵とも言える可能性があると思っています。

しかし、現実にはシステムが違えばそれだけの数の互換性という作業が必要な現場ではスタンドアロンな情報は共有することなく溜まっているのが現状です。抽出できる結果が得られるような状況にはなっておりません。

これを「つなぎ」「使える仕組み」にしなくてはいけません。人工知能やディープラーニングを屈指してこの課題を同時多発的に医療の現場で解決していくことをこのプラットフォームは目指します。
大阪大学最先端医療イノベーションセンター  CoMIT

大阪大学最先端医療イノベーションセンター CoMIT

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