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阪大×日本生命

日本生命保険相互会社(以下、日本生命)と国立大学法人大阪大学(以下、大阪大学)が「研究・事業化連携の推進に関する協定書」を結ぶことを発表した。この協定書は、日本生命と澤芳樹氏が研究科長を務める大学院医学系研究科と野口眞三郎氏が院長を務める医学部附属病院の間に締結された。

大阪大学は、国立大学としては初めて、健康医療分野の多様な組織が協力するのを円滑化する「産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ」というプラットフォームをつくり、産学連携による研究の加速と研究成果の社会活用の迅速化を目指す動きを進めてきており、今回の協定もその一環の動きと言える。
澤芳樹氏

澤芳樹氏

大阪大学大学院医学系研究科 科長

生保として初!

日本生命は、この産学連携プラットフォームに賛同して、生命保険会社として参画することとなっている。日本生命と大阪大学が持つ医療に関するデータを相互に活用しながら、共同研究に取り組むことになる。

大阪に本社を置く日本生命は、「先進的な活動を進める大阪大学と協定を結べたことを栄誉である」とし、また大阪大学の原点とされる「適塾」を開いた緒方洪庵の息子に診査医(生命保険加入の際に診査をする医者のこと)を頼んだことがあるといった縁をこれからも大事に協働していくとしている。

VIEWS

保険会社が医療研究で活躍?

最近、すこしずつ医療研究の場に保険会社がその姿を見せるようになってきている。例えば、第一生命は、国立がん研究センターと共同研究を始めたりしている。

医療のビッグデータ活用研究がスタート PULSE

医療のビッグデータ活用研究がスタート    PULSE
第一生命保険株式会社(第一生命)と、国立研究開発法人国立がん研究センター(がん研究センター)が「医療ビッグデータ」の活用を目指して共同研究を開始した。
もちろん、医学の研究所の方が具体的な医療に関する研究データやデータは多く持っている。ところが、こと行動学的な医療データに関しては、生命保険会社が保有するものも極めて良質で膨大なものである。そのため、健康に関する傾向データを持つ生命保険会社と、研究データをもつ研究機関がタッグを組むことで、性質のことなるデータが混じり合い「ビッグデータ」が構成されることになる。

このデータを解析することで、さらに加速させるべき研究分野が洗い出されるだろう。保険会社のもつ健康データが、医療研究の焦点を明確にすることに役立ちうるのである。
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