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第一三共株式会社が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する遺伝子(mRNA)ワクチンの開発を決定したことを発表しました。

第一三共は、2020年4月より、COVID-19に対するワクチン及び治療薬の研究開発を全社横断的に推進するタスクフォースを立ち上げています。また研究財産、技術および知識を最大限に活用し、外部機関とも連携して、社会的に急務となっているCOVID-19に対する医療体制確立に向けて積極的に取り組んできています。

第一三共は、ワクチンの研究開発においては、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が支援する「新型コロナウイルス(2019-nCoV)の制圧に向けての基盤研究」(研究代表者:東京大学医科学研究所 河岡義裕 教授)に参画しています。
新型コロナウイルス(2019-nCoV)の制圧に向けての基盤研究」とは、世界各国で拡大している新型コロナウイルス感染症に関して、日本政府の緊急的な取組みの一部として、AMEDが支援することを決定したワクチン開発課題の一つです。

今回、第一三共は、新規核酸送達技術を用いた「新型コロナウイルス(2019-nCoV)に対するmRNAワクチン開発」を分担しております。
新規核酸送達技術」とは、脂質ナノ粒子構造を形成し、医薬品有効成分の安定化ならびに免疫細胞内への核酸デリバリーを実現することで、従来のワクチン技術と比較して、より至適な免疫応答を誘導する技術のことです。

今般、動物モデルを用いた試作mRNAワクチンの薬理評価にて、新型コロナウイルスに対して抗体価が上昇している結果が得られました。この結果を受け、第一三共は、mRNAワクチンの開発を最優先プロジェクトの1つに位置づけ、供給体制の整備を図るとともに、2021年3月頃の臨床試験開始を目指すとしています。なお、供給体制の整備においては、厚生労働省による「新型インフルエンザワクチン開発・生産体制整備事業」の設備を用いる予定としています。
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