DNAバーコーディングという同じ類の技術を使うと、キャビアが本当にチョウザメの卵なのか、寿司ネタが本当にマグロなのか、大金をはたいて買ったヤギのチーズが本当にヤギのものなのか、といったことを調べるのに使うことができます。

バイオハッカーの空間では、自分のゲノムに存在する変異を解析することもできます。朝食のシリアルの遺伝子組み換えを調べることも、自分の先祖を辿ることもできます。

成層圏に気球を飛ばして微生物を集め、そこに何が生息しているのかを調べることもできます。酵母からバイオセンサーをつくり、水中の汚染物質を検出することもできます。

生物燃料電池のようなものをつくることもできます。

いろいろな事ができるんです。芸術と科学を融合させたプロジェクトも可能です。中にはとても壮大なものもあり、独自の視点から、社会問題や環境問題に注目しています。

実に素晴らしいことです。
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「お楽しみはこれから」

なぜ私がこんな事に関わるのか尋ねる人もいます。正統派の科学をやってキャリアを積むことも出来たはずです。

でも、この様なラボは、他のどこにもないものを社会に提供しているんです。そこには何か神聖なるものがあります。

大きな利益を生む可能性や、人類を救う可能性。果てには実現可能性などを誰かに説いてプロジェクトの正当性を訴える必要はありません。

安全性のガイドラインにさえ従えばいいのです。

このような空間が世界中にあれば、誰がバイオテクノロジーをする権利があるのかという認識を改めることができるでしょう。パソコンを普及させたのはこのような空間の存在です。

パーソナル・バイオテクノロジーでもそうしませんか?

この部屋にいる皆さんが参加すれば、すごい事ができるかもしれません。これは全く新しい分野であり、ブルックリン風に言えば「お楽しみはこれから」(”You ain't seen nothin' yet.”)です。
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