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徳島大学がゲノム編集の新手法で筋肉質なブタを簡単かつ効率的に作成することに成功

従来より簡単に効率よくゲノム編集ブタを作製する「GEEP(Genome Editing by Electroporation of Cas9 Protein)法」を、徳島大学先端酵素学研究所竹本龍也助教らの研究チームが確立した。米国科学誌「Science Advances」オンライン版にて9月15日に掲載された。(http://advances.sciencemag.org/content/2/9/e1600803 )

従来のブタのゲノム編集では、卵子の核を一度取り出し、ゲノム編集をした後にガラス管を使用してブタに移植するという技術を用いている。

しかし、高度な技術を用いる上にゲノム編集後の体細胞生成率の低さや生成効率の悪さが問題視されていた。
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今回確立されたGEEP法は、ブタの受精卵に電気を使用して穴を開け、そこに、ゲノム編集を行う分子を取り入れることで、従来のよりも簡単に・効率よく理想のブタを作製することが可能となった。

研究では、筋肉の増殖や肥大を抑制するマイオスタチン遺伝子を操作し、働かなくすることにより、筋肉量の多いブタを作ることに成功。また、誕生した全10匹にこのゲノム編集の成功が確認されている。

ブタは身体の大きさや病理学的・生理学的要素からみてヒトに似ていると言われている。作物や家畜の品種改良だけでなく、ヒトの病気の研究に使われるブタの生成促進による医学研究に大きな発展をもたらすことが期待される。
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