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患者の遺伝情報から病気の原因を推定し、治療法の選択肢を提示するAI(人工知能)の開発に、京都大学と富士通が着手した。

医療用AIとしては米IBM社のワトソンが知られているが、本研究チームがめざすのはゲノム医療に特化した、いわば日本版・医療用ワトソンの創出だ。

使用されるのは、富士通のAI技術「Human Centric AI Zinrai(ジンライ)」。
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世界の医療論文や公共データベースなどを集約するとともに、その莫大な情報を分析・統合。臨床解釈の推定と根拠となるエビデンス、治療薬候補などの情報を出力するキュレーションシステムを構築する。

また、複数の遺伝子の関係性をシミュレーションするなどして、遺伝情報と病気の関連を研究。現時点では病気との関連が確定していない遺伝子変異について、どう病気と関連しているかを推定する技術の開発にも取り組むという。

本研究は、国立研究開発法人・日本医療研究開発機構(AMED)が推進している「臨床ゲノム情報統合データベース整備事業」の一環として、実施されるもの。

研究チーム代表の京都大学大学院医学研究科・奥野恭史教授は、「患者の遺伝子変異のデータを入力すると病気の原因や治療法の情報が示され、医師の診療を支援するシステムをめざす」としており、2020年度までの実用化を目標に掲げている。

引用・参照

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2016/10/6.html
http://www.asahi.com/articles/ASJB57JZBJB5ULBJ01M.html
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2015/11/2.html
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