⚫7月8日 イノベーションを語る

7月8日新しい医療の拠点の一つと注目されている日本橋で行われた「医療イノベーションサミット」日本橋での新しいライフサイエンスの連携を進める日本橋MIS実行委員会が主催したイベント「第3回 メディカル イノベーション サミット」にスタンフォード大学循環器科主任研究員でありStanford Biodesign Advisory Facultyで大活躍の池野文昭先生がサンフランシスコから参加して「日本橋を生命科学のシリコンバレーに」の新しい試みに熱い期待を表明した。

⚫スタンフォード大学 バイオデザインプログラムとは?

【2001年にスタンフォード大学のDr Paul Yock(ポール ヨック 博士)らが、デザイン思考をもとにした医療機器イノベーションを牽引する人材育成プログラムとして開始しました。開発の初期段階から事業化の視点も検証しながら、医療現場のニーズを出発点として問題の解決策を開発し、イノベーシ ョンを実現するアプローチを特徴とするプログラムです。
フェローシップと呼ばれる約1年間のコースには、世界各国から応募があり、18倍を超える高い競争率の中、年間で8名が選抜されます。14年間で40社の起業を実現し、400件以上の特許出願がなされました。また、50万人を超える患者が、本プログラムで創出されたデバイスによる恩恵を受けております。現在、インド、シンガポール、アイルランド、イギリスで導入され、さらには、中国やブラジルをはじめとする世界中で導入が検討されています】
(日本メドテックイノベーション協会ホームページ
⚫なぜ日本に帰らないのか?

「私がなぜ日本に帰らないのかですか? そうですね日本はシリコンバレーと比較して多少窮屈だからです。イノベーションができる人材を育成するスタンフォードの自由な空気にフィットし過ぎてしまった私には、残念ながら日本の閉鎖的な 大学、医療・ヘルスケア業界が肌に合わなくなってしまったのかもしれない。日本橋にはいい意味で日本らしくないイノベーティブな空間と若い熱意が集まることを期待してます」と話す。

長く日本を離れ孤軍奮闘してきた池野さんの愛情のこもった”日本の医療イノベーション”へのエール。
2016年7月8日 日本橋ライフサイエンスビル8階 スタンフォード大学池野文昭先生の15年間のアメリカでの経験から導きだされた体験知のマシンガントーク20分をお伝えします。

⚫最初に池野さんのプロフィールを紹介しておきたい。

浜松市出身。医師。自治医科大学卒業後、9年間、僻地医療を含む地域医療に携わり、日本の医療現場の課題、超高齢化地域での医療を体感する。

2001年から スタンフォード大学循環器科(主任研究員)での研究を開始し、以後、15年間、200社を超える米国医療機器ベンチャーの研究開発、動物実験、臨床試験等に関与する。また、Fox Hollow Technologies, Atheromed, KAI Pharmaceutical, CV Ingenuity等、創業時から関与し、成功したベンチャーも多数ある。ベンチャーのみならず、医療機器大手も含む、同分野での豊富なアドバイザー経験を有し、日米の医療事情に精通している。 また、医療機器における日米規制当局のプロジェクトにも参画し、国境を超えた医療機器エコシステムの確立に尽力している。

スタンフォード大学では、研究と平行し、14年から、Stanford Biodesign Advisory Facultyとして、医療機器分野の起業家養成講座で教鞭をとっており、日本版Biodesignの設立にも深く関与。日本にもシリコンバレー型の医療機器エコシステムを確立すべく、精力的に活動している。

「バイオデザイン」池野文昭 前篇 - PULSE

「バイオデザイン」池野文昭  前篇 - PULSE
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