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ファイザーが、手術不能な乳がんの薬を発売

ファイザー株式会社が、手術不能又は再発の乳癌に対する抗悪性腫瘍剤(CDK4/6阻害剤)「イブランス®カプセル25mg/125mg」(以下、イブランス)を発売した。


進行・再発乳がんの5年生存率は約30%と低く、新たな治療薬の開発が待ち望まれる疾患とされています。この新たな薬剤であるイブランスは、サイクリン依存性キナーゼ4および6(以下、CDK4/6)とサイクリンD複合体の活性を選択的に阻害する薬剤です。

CDK4/6を直接的に阻害するだけでなく、内分泌療法剤と併用することで、エストロゲン受容体の下流物質であるサイクリンDの発現抑制を介したCDK4/6の間接的阻害も加わり、抗腫瘍効果の増強が期待されます。


臨床試験において、HR陽性かつHER2陰性の進行・再発乳がん患者さんに対して高い有効性と忍容性が認められ、無増悪生存期間が標準治療と比較して約2倍延長することが示されたとされます。

イブランスは、世界で初めて米国食品医薬品局(FDA)に承認されたCDK4/6阻害剤であり、米国をはじめ世界70カ国以上で承認され、70,000人以上の患者さんに使用される。

進行・再発乳がんの新たな治療選択肢として、本剤が日本の患者さんとその家族にとっても希望となることが期待されます。
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ファイザー オンコロジー部門長 中村 誠

「本日、世界初のCDK4/6阻害剤のイブランスを発売し、進行・再発乳がんへの新たな治療選択肢を提供することができるようになり、大変うれしく思います。

すでにイブランスが発売されている国々では、これまでの進行・再発乳がんの標準治療である内分泌療法単剤による治療から、多くの患者さんが本剤との併用療法を使用され、予後不良の進行・再発乳がん治療が大きく進展しています。

本邦においても、この画期的な薬剤が日本の乳がん患者さんのアンメットメディカルニーズを満たすことができるよう、適正使用情報の提供に尽力いたします。同時に、本剤の日本におけるエビデンスを蓄積し、そこから得られた知見を医療関係者の皆様に迅速かつわかりやすくお知らせすることで、乳がんととも生きる患者さんの人生にさらなる貢献をしてまいります。」
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