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ステントの雄テルモが中国企業を買収!

 テルモ株式会社が、中国医療機器企業エッセン・テクノロジー社を買収することに合意しました。買収金額は一時金約8億8千万元(約144億円)です。

 この買収は、両社で合意した条件の整備を終えた後、2018年中の手続き完了がめざされています。
 エッセン・テクノロジー社は、薬剤溶出型冠動脈ステント(DES)専業とする企業です。テルモは中国において、ガイドワイヤーやバルーンカテーテルといったカテーテル手術に関する製品を販売していましたが、これまでステントは販売していませんでした。

 テルモは現在、日本、欧州、アジア、中南米など40カ国以上で自社製のDESを販売しています。冠動脈カテーテル治療(PCI)の症例数が75万例を超え、今後も年率10%超の伸長を続けるとみられています。数年後には世界最大市場になることが見込まれる中国が、この買収により、DESの販売地域に加わることになります。

エッセン・テクノロジー社って?

会社名:易生科技(北京)有限公司(Essen Technology (Beijing) Co., Ltd.)
設立:2006年
本社所在地:中華人民共和国北京
事業内容:薬剤溶出型冠動脈ステントの開発・生産・販売
年間売上高:約1億4,000万元※1(2017年12月期)
社員数:約200人
資本関係:上海キネティック社(Shanghai Kinetic Medical Co., Ltd.)100%子会社
参考:
冠動脈形成術で血管を広げたままに保持するため血管内に留置する金属の筒状の網。バルーンで拡張した血管は血管壁の張力が回復すると、再び、閉塞してしまう可能性がある。このため、網状の金属コイルを拡張した血管の内側に挿入して、再閉塞を防止する。ステンレスやニッケルとチタンの合金などが用いられる。

直径2、3㎜、長さ2、3㎝の金属の筒状の網(図A)。ステントはイギリスの歯科医チャールス・ステントが開発した歯科補填剤ステントに由来する。このステントを人工血管で覆ったステント・グラフトが大動脈瘤置換術などに用いられている(図B)。
(公益財団法人日本心臓財団:http://www.jhf.or.jp/senmoni/term/word_s/stent/ )
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