数時間ですい臓がんが発見出来る

石川県にある株式会社キュービクスは、すい臓がんの検査キットを開発した。患者から血液を採取し、血中のRNAを解析することによって、がんの有無を調べる。現在は臨床試験を行っており、来年春以降に販売を開始する予定だ。

キュービクスは金沢大学医学部での研究成果を事業化するために生まれた。これまでに少量の血液を採取して消火器系がんの有無を高精度に検査する「マイクロアレイ検査」を全国の病院から受託して実施してきた。
しかし、保険が適用されないため1回の検査で約12万円の費用がかかり、結果が判明するまでに3~4週間程度の期間を要する。新しく開発された検査キットは結果が数時間で判明するかつ、費用も2~3万円程度に下がる。

これまでの腫瘍マーカーやCT・MRIなどのがん検査は癌細胞の有無を調べていた。しかし、傷ついた遺伝子やRNAに特定の異常が発見出来れば、がんを早期発見可能ということで遺伝子検査が現在急速に普及している。
キュービクスが開発した検査キットもこの流れを汲んだ金沢大学医学部の研究成果に基いて開発された。

がんは遺伝子が変異することによって細胞(タンパク質)が異常に増殖し、臓器や身体に悪影響を及ぼす腫瘍のことをいう。RNAは遺伝子から細胞を生成するときに橋渡しを行う重要な役割を担っている。

遺伝子やRNAを用いたがん検査が一般的になり、保険にも適用されるようになれば、高精度かつ低価格でがんを確実に早期発見出来るようになるのだろう。
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