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中外製薬株式会社が、ボストンに拠点を置くデジタルセラピューティクス企業であるBiofourmisと共同で、子宮内膜症にともなう痛みを客観的に評価することを目指し、デジタルソリューションの共同開発を行うことを発表しました。

痛みは、子宮内膜症の主症状の一つであり、治療上も重要とされています。痛みの程度は日によって変動し、患者が社会生活を送る上での大きな妨げになることがあります。
しかし、痛みは主観的な症状であるため、自分が感じる痛みの程度を家族や医療関係者に正確に伝えることは難しい面があります。

そのため、中外製薬とBiofourmisは、パートナーシップを通じ、BiofourmisのBiovitals®プラットフォームを活用し、バイオセンサーおよびAIベースのアルゴリズムを利用し、痛みを客観的に評価する新たな評価法を共同開発します。これを目的とし、120名以上の子宮内膜症患者を対象に、治療への介入を伴わないグローバル多施設共同観察試験を実施し、技術の検証を行うことになります。

Biofourmisは複数の疾患領域において、多変量デジタルバイオマーカーの探索、開発および臨床的検証を行ってきました。子宮内膜症の患者の外来診療に用いられるこのデジタルソリューションには、複数の生理学的バイオマーカーを記録するウェアラブルな臨床品質のバイオセンサーをはじめ、症状のモニタリング、生理学的バイオマーカーを用いた継続的な痛みの定量化、デバイス利用のモチベーション向上のためのゲーミフィケーションエンジンの機能を備えた患者向けのアプリが含まれています。またこのプラットフォームは、ウェブ上のダッシュボードを通じ、臨床医が遠隔からの確認および介入を可能とする機能も備えています。
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