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今年7月、世界屈指のAIベンチャー企業 Preferred Networks (プリファード・ネットワークス:PFN 東京都千代田区)とともに、合弁会社PFDeNA(ピーエフディ―エヌエー)を設立。AI研究開発に乗り出したDeNA。

「私が1999年にDeNAに入社した頃インターネットに感じていたことと同じ感覚を(今現在の)AIに持っている」

DeNA社長であり、PFDeNA社の社長も務めることとなった守安功氏は、AIを手掛ける理由を、そう説明する。

つまり、90年代の終わり、ビジネスの現場では“ネットを使って何ができるか?”をみんなが考えていたが、それと同じく、今は多くの人が“AIを使って何ができるか?”を模索している。ネットビジネスが現在では当たり前のものとなっているように、AIビジネスも身近な存在となる日が確実に来るどころか、「AIはもっと早くネットと同じようになるかもしれない」というのが、守安社長の予測だ。

そんななかDeNAとPFNの両社は、すでにユーザーとチャットで会話する対話型AIを作り、一定の実績を得ている。
「モバゲー」内で「対話型AI」を試験的に導入。

「モバゲー」内で「対話型AI」を試験的に導入。

会話が盛り上がらないチャットルームにAIがユーザーとして入室。
100%モバゲーで蓄積した膨大な対話データを使用し、学習したAIが、積極的に会話を盛り上げる。
「こうした精度の高い応答力をカスタマーサービスで活かすなど、まずはDeNAの事業領域のゲーム、コマース、ヘルスケア、エンターテインメント、自動車、ライフスタイルにAIを組み込む。その後、適用事例を外部に提供していく」と守安氏。

すでに動き始めている具体的な活用策については「企業秘密」だとしながらも、
「まずはヘルスケアと自動車で、どのテーマを進めるか探っているところだ」と言明している。

2014年4月にDeNAライフサイエンス を設立し、ヘルスケア分野に参入したDeNAは、唾液による遺伝子検査サービス『MYCODE』、管理栄養士が顧客のライフスタイルに合わせた生活改善プランを提案する『生活改善プログラム』に加え、2015年2月に住友商事と設立した合弁会社 DeSCヘルスケアで、企業の健康保険組合向けの健康情報管理サービス『KenCoM』(ケンコム)を運営するなどの活動を展開してきた。

一方で、AI技術――なかでも機械学習(コンピュータが人間の助けなしに自ら新しいことを学ぶ能力)と、ディープラーニング(人間の神経細胞のような多層構造のネットワークを用いた機械学習)に関する広範囲な知見、および世界トップレベルの技術力を有するベンチャーのPFN社。

両社がタッグを組んだことで、ヘルスケアの分野におもしろい展開が訪れることを期待したい。

引用・参照

http://newswitch.jp/p/5873
https://www.preferred-networks.jp/ja/news/pfdena_announcement
https://pfdena.com/
http://dena-ls.co.jp/
http://news.mynavi.jp/photo/news/2016/07/15/025/images/005l.jpg
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