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 キッセイ薬品工業株式会社が、2018年10月にライジェルファーマシューティカルズ社から、日本・中国・韓国・台湾における独占的開発・販売権を取得した、低分子チロシンキナーゼ阻害剤「ホスタマチニブ(一般名、開発番号:R788)につき、慢性特発性血小板減少性紫斑病(慢性ITP)患者を対象とした国内第Ⅲ相臨床試験を開始したことを発表しました。


慢性ITPは、血小板減少を来す他の明らかな病気や薬剤の服用がないにもかかわらず血小板数が減少し、出血しやすくなる疾患であり、厚生労働大臣により「指定難病」に指定されています。本試験は、慢性ITP患者を対象として、ホスタマチニブを経口投与した時の有効性と安全性について、プラセボを対照とした二重盲検法により検討するものです。


 ホスタマチニブは、ライジェル社により創製された、経口投与可能な低分子化合物であり、チロシンキナーゼの一つであるSYKを阻害し、マクロファージによる血小板の破壊を抑制することにより、血小板の減少を抑制し、慢性ITPの出血症状を改善することが期待されています。米国ではオーファン指定を受け、ライジェル社により2018年5月に発売され、欧州では同年10月に製造販売承認の申請が受理され、審査が行われています。
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