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MSD株式会社と杏林製薬株式会社は、MSDが日本国内で製造販売承認を申請している選択的P2X3受容体拮抗薬「ゲーファピキサントクエン酸塩」について、杏林製薬が日本国内における独占販売権を取得する契約を締結しました。

ゲーファピキサントについては、2019年5月にMSDと杏林製薬が日本国内における販売協業に関する交渉権について覚書を締結していましたが、今回の契約締結により、薬価収載後に杏林製薬が国内で独占的に販売することとなり、それにともない杏林製薬はMSDに対して契約一時金等を支払うことになります。

ゲーファピキサントは、MSDが難治性または原因不明の慢性咳嗽(がいそう)の治療薬として開発された製造販売承認申請中の経口投与の選択的P2X3受容体拮抗薬です。慢性咳嗽は咳が8週間以上続く疾患で、その有病率は世界各国において1〜12%と推定されています。

この中には、原因疾患(喘息、胃食道逆流症など)を治療しても改善の認められない難治性慢性咳嗽や原因が特定できない原因不明の慢性咳嗽があり、現在、難治性または原因不明の慢性咳嗽を効能又は効果として承認されている治療薬はないため、ゲーファピキサントは、ファーストインクラスの治療薬として期待されます。
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