NEWS

小野薬品工業株式会社が、BRAF阻害剤「ビラフトビ®カプセル50 mg」(一般名:エンコラフェニブ、以下、ビラフトビ)およびMEK阻害剤「メクトビ®錠15 mg」(一般名:ビニメチニブ、以下、メクトビ)について、「BRAF遺伝子変異を有する根治切除不能な悪性黒色腫」の効能・効果であらたに発売をスタートしたことを発表しました。

悪性黒色腫は、皮膚の色と関係が深いメラニン色素の産生能を持つ色素細胞(メラノサイト)ががん化した悪性腫瘍で、皮膚がんの中でも転移率が高く、きわめて悪性度が高いとされています。厚生労働省によると、日本での悪性黒色腫の患者数は約4,000人、年間約700人が悪性黒色腫により死亡していると報告されています。

ビラフトビおよびメクトビは、悪性黒色腫をはじめ種々のがんに関連するMAPKシグナル伝達経路(RAS-RAF-MEK-ERK)のセリン・トレオニンキナーゼファミリーの異なるキナーゼ、BRAFおよびMEK1/MEK2をそれぞれ標的として選択的に阻害し、がん細胞の増殖を抑制します。この2剤を併用することにより、BRAFキナーゼ活性とMEK1/MEK2活性を同時に阻害することができ、より強い抗腫瘍効果を発揮することが期待されます。

小野薬品は、2017年5月に、アメリカArray BioPharma Inc.とビラフトビおよびメクトビに関するライセンス契約を締結し、日本および韓国で両製剤を開発および商業化する権利を取得しました。Array社は、アメリカおよびカナダにおける両製剤の独占的権利を保有しています。
2 件