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田辺三菱製薬株式会社が、アメリカのビエラ・バイオ社が視神経脊髄炎関連疾患(Neuromyelitis Optica Spectrum Disorders、NMOSD)の治療薬として開発中であるイネビリズマブ(Inebilizumab、一般名)の導入に関してライセンス契約を締結したことを発表しました。

今回の契約に基づき、田辺三菱は、ビエラ・バイオ社に対して、契約一時金として30百万ドル(約32億円)と開発の進捗に応じたマイルストンを支払います。また、製品上市後には販売額に応じたロイヤリティを支払うことになります。

イネビリズマブは、抗体を産生する形質芽細胞や形質細胞を含むB細胞の表面に発現するCD19というタンパク質に高い親和性をもつヒト化抗CD19モノクローナル抗体製剤です。イネビリズマブがCD19に結合することにより、これらの細胞を循環血液中から速やかに除去します。この薬剤はビエラ・バイオ社によって開発中であり、製造販売承認はまだ得られていません。

NMOSDはまれで致命的な中枢神経系の自己免疫疾患です。身体の免疫システムが健康な細胞(一般的には視神経および脊髄)を攻撃し、重篤な傷害をもたらします。NMOSDは重度の筋力低下、麻痺、失明、呼吸不全、腸や膀胱の機能低下、神経障害性疼痛を引き起こされます。 現在、NMOSDに対する承認された治療薬はありません。

今回の契約により田辺三菱は、日本、韓国、台湾、シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシア、フィリピン、ベトナムにおける本剤の独占的開発・販売権を取得することになります。
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