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学校法人 慈恵大学・東京慈恵会医科大学、学校法人 明治大学、バイオス株式会社、株式会社ポル・メド・テックおよび大日本住友製薬株式会社の5者が、iPS細胞を用いた「胎生臓器ニッチ法」による腎臓再生医療の 2020年代での実現を目標として、共同研究・開発などの取り組みを開始したことを発表しました。

「胎生臓器ニッチ法」とは、東京慈恵会医科大学 腎臓・高血圧内科学の横尾 隆教授らの研究成果であり、動物の発生段階である胎仔の中で臓器が発生する場所(臓器ニッチ)に、別の動物から目的とする臓器の前駆細胞を注入し、臓器に分化誘導する方法です。

このたびの腎臓再生には、ヒトiPS細胞から分化誘導したネフロン前駆細胞を、明治大学 バイオリソース研究国際インスティテュートの長嶋 比呂志所長・教授らの研究成果である「ヒト腎臓再生医療用遺伝子改変ブタ」の胎仔から採取した腎原基に注入し、腎原基を患者に移植することによって、臓器ニッチを利用した機能的腎臓の再生を目指すものです。

「胎生臓器ニッチ法」はバイオスが、「ヒト腎臓再生医療用遺伝子改変ブタ」はポル・メド・テックが、それぞれの技術に関わる再生医療ベンチャーとして設立されており、「胎生臓器ニッチ法」を用いた腎臓再生医療の事業化は、5者協力のもと大日本住友製薬が担います。

【4つのポイント】
①ヒト iPS 細胞からネフロン前駆細胞へ分化誘導します。
②遺伝子改変ブタ胎仔の膀胱付き腎原基にネフロン前駆細胞を注入します。
③ネフロン前駆細胞を注入した膀胱付き腎原基を患者さんに移植し、臓器初期発生プログラムを遂行させます。
④腎原基を移植した患者さんに尿路形成術を行い、機能的腎臓を実現します。
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