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サノフィ株式会社のスペシャルティケア事業部門サノフィジェンザイムは、デュピクセントについて、成人の鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎に対する治療薬としての適応追加申請を行ったことを発表しました。

鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎は、副鼻腔や鼻道の閉塞をもたらす鼻茸を特徴とする慢性上気道疾患です。患者の症状には、呼吸困難を伴う重度の鼻閉、鼻汁、嗅覚障害、味覚障害、顔面痛や顔面圧迫感がみられます。

鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎による症状が持続すると、患者の健康関連QOL(生産性や日常生活動作などの複数の項目で評価する指標)が損なわれ、食事が楽しめなくなったり、睡眠不足や疲労が生じる場合があります。喘息を併発する鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎患者では、より重症の上気道疾患となり鼻茸の再発率やステロイド依存性が高いという特徴があります。

現在の治療選択肢は、鼻用ステロイド薬、経口ステロイド薬や手術がありますが、それぞれの治療には課題も残されており、新たな治療選択肢が求められています。

デュピクセントは、インターロイキン4およびインターロイキン13(IL-4 およびIL-13)のシグナル伝達を特異的に阻害するヒトモノクローナル抗体です。IL-4とIL-13は、Type 2炎症反応において中心的な役割を果たすタンパク質です。Type 2炎症は、アトピー性皮膚炎や気管支喘息等と同様、鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎にも関与していると考えられています。

日本では、デュピクセントは、成人の既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎に対する治療薬として製造販売承認を取得しています。また、デュピクセントは、12歳以上の既存治療によっても症状をコントロールできない重症または難治の気管支喘息に対する治療薬としても承認を得ています。
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