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リボミックの新規研究

株式会社リボミックは、重症喘息やアレルギーの惹起に重要な働きが明らかになったST2受容体に対してRNAアプタマーの創製を進めていました。その結果、極めて強力な結合力と阻害力をもつアプタマーを完成することに成功したことを受けて、新規開発コード「RBM009」を付与し、開発を進めることを決定されました。



重症喘息やアトピー性皮膚炎等は、依然としてアンメットメディカルニーズに該当する疾患であり、新規薬剤の開発が望まれています。現在、欧米2社がこれらの疾患に対する抗ST2 抗体を開発しておりますが、いずれも注射剤であり、長期投与においては患者の負担が大きい薬剤です。

これに対して、リボミックのRBM009 は、注射によらず、気道吸入や皮膚塗布によって薬剤の送達が可能であり、RNA アプタマーの特徴が十分に発揮できる新薬となるものと期待しています。

ST2受容体とは?

ST2 は細胞の表面に発現しているタンパク質で、当初どのような機能があるのかわかっていませんでした。その後、2005 年にペアとなって働くサイトカイン(免疫応答に機能する分子)IL-33 が発見され、免疫細胞の活性化による感染防御に働いていることが明らかになりました。

更に、2010年に2型自然リンパ球(ILC2)という新しい免疫細胞が発見され、この細胞が異常に活性化してしまうことが喘息やアトピー性皮膚炎等の疾患の原因となっていること、この細胞の活性化にIL-33/ST2 が重要な役割を担っていることが報告されています。

RBM009 は、ST2 に対する結合力を表す値である解離定数 KDが百フェムトモーラー(10-13 M 程度)であり、一般的な抗体医薬品と比較しても、極めて高い親和性を有しております。
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