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シンバイオ製薬株式会社とChimerix Inc.が、抗ウイルス薬ブリンシドフォビル(brincidofovir:BCV)に関してのグローバルライセンスの権利取得を目的としてライセンス契約を締結したこと発表しました。


この契約の締結により、キメリックス社は天然痘疾患を除いたすべての疾患を対象として、BCVの開発・販売・製造を含めた独占的権利を世界全域を対象としてシンバイオに対して供与したことになります。

シンバイオはBCVの独占的グローバルライセンスを取得することによって、事業のグローバル化を推し進めると見られます。

シンバイオはブリンシドフォビルが持つ優れた特徴を生かして医療ニーズが高い造血幹細胞移植後及び腎臓移植後のウイルス性出血性膀胱炎(vHC)とHHV-6脳炎の治療を最初の疾患ターゲットとして開発を進めていく方針です。

現在、これらの疾患の治療には従来の抗ウイルス薬が使われていますが、医療ニーズを満たしているとは言えませず、アンメットメディカルニーズが存在します。そのために医療現場においては、長年にわたり有効性と安全性を兼ね備えた治療方法が切望されてきました。


BCVはシドフォビル(cidofovir:CDV、欧米では既承認・販売の抗ウイルス薬、本邦は未承認)の脂質結合体として新しい作用機序を持ち、CDVと比べて高活性の抗ウイルス効果の他、優れた安全性を併せ持つことから、広範囲のDNAウイルス感染症(サイトメガロウイルス(CMV)等のヘルペスウイルス、アデノウイルス、BKウイルス、パピローマウイルス、天然痘ウイルス等)に対して有効な治療方法となり得るものと期待します。

BCV分子の画期性は、CDVに特定の長さの脂肪鎖を結合することにより細胞内への取り込み効率を飛躍的に向上させ、細胞内で直接作用する分子に変換され高い抗ウイルス効果を発揮します。更には、CDVの深刻な副作用である腎毒性を回避できるため使い易く、今までにない新規の高活性の抗マルチウイルス薬です。
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