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あらたな検査方法が!

協和メデックス株式会社と京都大学大学院農学研究科 橋本 渉教授および摂南大学理工学部 村田 幸作教授らの共同研究により、糖尿病診断におけるヘモグロビン(A1cHbA1c)の測定試薬に応用可能な新たな酵素「HbA1cダイレクトオキシダーゼ(HbA1cOX)」を開発されました。

現在HbA1c の測定には、2種類の酵素反応を用いる方法(2ステップ法)が採用されていますが、新たに開発したHbA1cOXを測定試薬に用いることで、1種類の酵素反応のみで測定する方法(1ステップ法)を実現でき、測定時間を最大で従来の半分程度短縮できると期待されます。

なお、HbA1cOX は1ステップ法に応用可能な世界初の酵素とされます。協和メデックスは、今後、HbA1cOXを用いた測定試薬や測定機器を開発し、この酵素を用いたHbA1c測定方法の3年以内の実用化を目指すとしています。

国際糖尿病連合によると、世界の糖尿病の患者数は増加しており、2017年時点の世界の患者数は約4億2500万人ですが2045年には約7億人まで増加すると予想されます。糖尿病の診断には、安価で扱いやすいという利点から、HbA1cを測定する方法が普及しています。

HbA1cは、糖化ペプチドオキシダーゼ(以下、FPOX)という酵素による酸化反応を用いて測定しますが、HbA1cは分子サイズが大きくFPOXと直接反応できないため、前処理としてタンパク質分解酵素で分解する必要があり、従来は分解反応の後に酸化反応を行う2ステップ法で測定する必要がありました。

そこで協和メデックス、橋本教授および村田教授らは、協和メデックスが保有していた酵素の構造を改変し、分子サイズの大きいHbA1cと直接酸化反応できる新たな酵素HbA1cOXを開発しました。この酵素を用いることで、分解反応が不要となるため、検査時間を最大で従来の半分まで短縮できる可能性があります。また必要な酵素の種類が減るため、検査費用の低減も期待できます。
協和メデックスは今後、HbA1cOXを用いた測定試薬や測定機器を開発し、HbA1c測定方法の実用化を進め、糖尿病の予防・診断における患者さまや医療機関のさまざまな負担低減が目指されます。
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