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株式会社ヘリオスが、アメリカ・Athersys, Inc(アサシス社)の創製した幹細胞製品ZLCM051(MultiStem)を用いて、日本国内において急性呼吸窮迫症候群(ARDS)と脳梗塞を対象疾患とした治験をそれぞれ実施しました。

一方、ヨーロッパにおいては、アサシス社が同製品を用いたARDS 患者に対する第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験(治験名:MUST-ARDS 試験)を完了し、2019年1月には速報にて、ポジティブな結果が得られた事を発表しております。

アメリカ・ダラスにて開催されたAmerican Thoracic Society International Conference(ATS、アメリカ胸部学会)での、イギリス・ユニバーシティ・カレッジ病院の医師であるDr. Geoff Bellingan によるMUST-ARDS試験に関する発表概要が、アサシス社より公表されました。

MUST-ARDS試験において、MultiStem投与群では、プラセボ投与群に比べて複数の主要な炎症誘発性サイトカインが大幅に減少したことが明らかになりました。これは、アサシス社の実施した脳梗塞に対する治験(MASTER-1 試験)の結果と同様の傾向が示された結果となりました。

MUST-ARDS試験とMASTER-1試験いずれにおいても、MultiStem投与群の患者さんに同様の炎症誘発性サイトカインの減少が観察された事により、MultiStemの持つ広範な免疫調整作用がARDSと脳梗塞双方に対して共通の薬理作用を示していると考えられるとされます。
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