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ジーンテクノサイエンス、メディネットが契約締結

株式会社ジーンテクノサイエンスと株式会社メディネットは、GTSが学校法人順天堂と共同で研究開発を進めてきた免疫寛容を誘導する細胞加工技術について、臓器移植後の拒絶反応の抑制を目的とした再生医療製品の開発を加速すべく、メディネットに製品の製品化に向けた開発・製造の委託を実施する契約を締結したことを発表した。

臓器移植後の拒絶反応の予防・治療方法としては、体内の免疫が移植臓器を攻撃しないよう、免疫抑制剤を服用することが一般的となっているが、もともと必要な免疫の働きも抑えてしまうため、細菌やウイルスなどに対する抵抗力が低下し、重い感染症などを起こしやすくなる。


そのため、臓器移植を受けた患者は、このような副作用を抑えるために、免疫抑制剤の投与量を患者の容態に合わせて、きめ細かく調節しながら、長い間、多くは一生の間、免疫抑制剤を飲み続けて、拒絶反応をコントロールしていく必要がある。

順天堂大との細胞加工技術

それに対して、現在、GTS が順天堂と共同研究開発を進めている細胞加工技術は、順天堂大学大学院医学研究科アトピー疾患研究センターの研究成果を応用した免疫寛容を誘導する技術であり、すでに腎移植、肝移植での臨床研究として患者に用いられ、服用する免疫抑制剤の量を低減する、もしくは、服用の必要がなくなるという事例が認められている。この技術は、日本発の技術であり、臓器移植がより身近な医療につながる技術として世界的にも注目を集めている。
この契約は、その技術の実用化に向けた細胞加工のプラットフォーム構築を目指して、GTS が再生・細胞医療に関わる細胞加工の開発・製造を数多く手掛けた実績を有する同分野のリーディング企業であるメディネットへ当該技術の開発・製造委託を行うとされている。


具体的には、次なるステップとなる臨床試験へ進めるために必要となる、再生医療等製品の製造工程や輸送方法、製品の安定的な保存方法などの開発を行うべく、メディネットへの当該技術の移転を含めた開発を進めるとしている。

上市を目指す

今後、この技術を活用した臓器移植後の拒絶反応の予防・治療に関する再生医療等製品として、より効果を有する製品をより早く患者へ届けられるよう、GTS の研究開発・抗体開発技術とメディネットがこれまで培ってきた免疫細胞に関する技術・知見とを融合し、この製品の開発を加速し、製造販売承認の取得し、一般販売を目指すとしている。
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