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アンジェス× Vasomune!

アンジェス株式会社が、カナダのバイオ企業である Vasomune Therapeutics Inc.(Vasomune社)と、急性呼吸不全など血管の不全を原因とする疾患を対象とした医薬品を共同開発する契約を結んだことを発表しました。

今後、両社は契約に基づきVasomune社が創製した化合物について全世界を対象とした開発を共同で進め、開発費用と将来の収益をそれぞれ折半することになっています。

最初の適応疾患として重症の呼吸不全である急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を想定した非臨床開発を実施し、2年後をめどに臨床試験を開始することを目指します。その後、臨床試験においてPOC(患者での一定の有効性の証明)を獲得した段階で、製薬企業に開発・販売権を導出されると想定されます。

ARDSは、外傷や肺炎、輸血などさまざまな原因で起こる重症の呼吸不全ですが、根本的な治療法はなく有効な治療薬の開発が望まれてきました。

これらの症状は主に、肺の毛細血管から血液成分等が漏れ出し、肺胞によるガス交換を妨げたりすることにより引き起こされます。

共同開発される化合物は、血管にあるTie受容体と呼ばれる分子に結合(Tie2受容体アゴニスト)することで、血管の漏出を抑制する働きを持つと期待されます。

今回の契約は、急性呼吸不全のみならず全ての疾患が対象とされていて、将来、喘息など他の疾患にも共同開発の対象を広げる可能性があります

Vasomuneって?

Vasomune社はトロント大学の医学研究機関である Sunnybrook Research Institute からのスピンアウトとして 2012 年に設立された創薬バイオベンチャー企業です。とりわけ、血管不全に関する疾患を対象としたTie2受容体アゴニストの開発に取り組んでいます。
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