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ペプチドリーム株式会社とJSR株式会社が、抗体医薬品などの バイオ医薬品の精製過程で行われるアフィニティクロマトグラフィーに適用可能な特殊ペプチドの共同研究の開始が合意されました。

今後、ペプチドリームが有する創薬開発プラットフォームシステム:PDPS (Peptide Discovery Platform System) を用いて、種々の目的タンパク質に可逆的・特異的に吸着しアフィニティクロマトグラフィーに適用可能な特殊ペプチドの探索を行い、JSR が有する アフィニティクロマトグラフィーに関する様々な知見や豊富な実験データを組み合わせ、両社で新たなアフィニティクロマトグラフィー担体の開発を目指します。

医療現場で広く使われている抗体医薬品などのバイオ医薬品製造は主に、

①CHO 細胞などを培養し目的とするタンパク質を作る工程と、
②その産生細胞を除去し、多くの不純物が含まれる中から目的タンパク質を精製する工程、

に分類されます。

この精製に用いられるクロマトグラフィーは 、プロテインAなどのタンパク質リガンドを使 うアフィニティクロマトグラフィーを始めとして、イオン交換クロマトグラフィー、その他種々のクロマトグラフィーが目的に応じて使用されています。特殊ペプチド、および新たなクロマトグラフィー担体の開発・商品化により、

①化学合成特殊ペプチドは従来のタンパク質リガンドと比べ、均一な品質のリガンドをより安定的に大量製造できるといった特徴を活かして、バイオ医薬品精製プロセスの簡便化・低コスト化が図れる、
②物理的に小さい特殊ペプチドをリガンドと することで、精製効率そのものを向上させる、
③これまでアフィニティクロマトグラフィーでは精製が難しかったバイオ医薬品の精製が実現できる

といったバイオ医薬品精製プロセスの 簡便化・低コスト化が目指されます。

*1=アフィニティクロマトグラフィーとは、クロマトグラフィー担体に固定された特異的なリガンドと目的のタンパク質との可逆的な吸着反応を利用して分離・精製する技術です。 その特異的なリガンドとして現在は組換えプロテイン A, G, L などが使われています。
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