inochi学生・未来フォーラム2018において、学生が実行した企画(inochi学生プロジェクト)の中に、旅行先での医療問題に取り組むことを目指した「Dr.スサノス」プロジェクトがありました。
今回は、そのDr.スサノスのメンバーへのインタビューの模様をお送りします!
今回は、そのDr.スサノスのメンバーへのインタビューの模様をお送りします!
-Dr.スサノスはどのようなものですか?
Dr.スサノスはLINEを通して病気の海外旅行者を助けるサービスです。
機能は大きく分けて「1.病気予測に基づく症状の緊急性の表示、2.現地語での自分の症状説明方法の提示、3.周辺の信頼できる医療施設の表示」の3つの機能を備えたものとなっています。
機能は大きく分けて「1.病気予測に基づく症状の緊急性の表示、2.現地語での自分の症状説明方法の提示、3.周辺の信頼できる医療施設の表示」の3つの機能を備えたものとなっています。
-なぜ作ろうとしたのですか?
タイに海外旅行した時に、お腹を下してしまいとてもしんどかったのですが、対処法が分からなかったため、旅行先の宿で寝ているしかなくなり、旅行が台無しになってしまいました。その時に、安心して医療サービスを受けられる何かがあるといいなと感じました。
また、タイにおける薬剤耐性菌問題に関して調査を行なっている際、多くのタイの薬局では、薬が適切に処方されて”いない”という事実に気づきました。非医療者が抗生物質を処方している薬局も存在しました。
我々はそれらの問題への解決策を作り出そうと思いました。そして、私たちは医学部生と工学部生でタッグを組み、Dr.スサノスというアプリを開発し、まずLINEアカウントで提供する試みをはじめました。
旅行者の病死者を減らすことと自動問診の普及といった2つのものを考えています。日本人の海外への移動も例外ではありません。
また、タイにおける薬剤耐性菌問題に関して調査を行なっている際、多くのタイの薬局では、薬が適切に処方されて”いない”という事実に気づきました。非医療者が抗生物質を処方している薬局も存在しました。
我々はそれらの問題への解決策を作り出そうと思いました。そして、私たちは医学部生と工学部生でタッグを組み、Dr.スサノスというアプリを開発し、まずLINEアカウントで提供する試みをはじめました。
旅行者の病死者を減らすことと自動問診の普及といった2つのものを考えています。日本人の海外への移動も例外ではありません。
-社会的にはどのような意義がありますか?
しかし、日本人が海外、特に発展途上国に滞在する際に、何らかの感染症に罹患する確率は高く、リサーチ会社の委託調査によるとアジアでは20-30%と推定されています。これはアジアに旅行する日本人のうち年間約300万人が感染症に罹患することを意味します。
感染症だけではなく、脳卒中や心筋梗塞など命に関わる病気で倒れた際にも海外の医療事情が分からず慌てふためいているうちに手遅れとなったケースも多いと聞きます。
イギリスにおいては、Babylon HealthというAIを用いて、症状ベースで病気を推定したうえで、適切な診療科の医者とをビデオ通話でつなぐサービスが広まっています。
さらに、中国では平安健康医療科技という会社が、患者の声や画像を元に、AI初期診断を行い、その後で医者がビデオ通話を行い診断を下すという形式の遠隔クリニックを開発しました。人の国境を越えた移動は年々活発になってきていきます。
感染症だけではなく、脳卒中や心筋梗塞など命に関わる病気で倒れた際にも海外の医療事情が分からず慌てふためいているうちに手遅れとなったケースも多いと聞きます。
イギリスにおいては、Babylon HealthというAIを用いて、症状ベースで病気を推定したうえで、適切な診療科の医者とをビデオ通話でつなぐサービスが広まっています。
さらに、中国では平安健康医療科技という会社が、患者の声や画像を元に、AI初期診断を行い、その後で医者がビデオ通話を行い診断を下すという形式の遠隔クリニックを開発しました。人の国境を越えた移動は年々活発になってきていきます。
それらの実例を受けて、日本においても医師不足の問題を自動問診を浸透させて緩和する必要があると考えたため、自動問診サービスを作ろうと思いました。
しかし、医者による対面式の問診に慣れている人にとって、自動問診は心理的抵抗感を覚える傾向が強いとヒアリングから明らかになりました。
これらの理由から、とくに様々な壁があり医療にアクセスしづらい海外において、旅行者が適切な医療にいち早くアクセスするのを可能にする必要があると考えましたし、自動問診を実際に使ってもらうことによって心理的抵抗感を減らすことをしたいとも考えました。
今までセルフメディケーションの浸透を目的とした様々な症例辞典のようなものが作られてきました(一番の有名どころでは『家庭の医学』でしょうか)。
しかし、それほど浸透しなかったのはそういった辞典を実際に使う必要性に迫られることがなかったこと、そして辞典を用いても、最終的に病気の判断を自分がしなければいけなかったからです。
Dr. スサノスはこれらの反省点を踏まえて、ユーザー目線に立ったプロダクトであるようにと設計しています。 といっても、いまだに課題は存在していますので、現在の簡素な病気予測アルゴリズムをもっと進化させる必要性があります。これは来年2月中には何として完成させるつもりです。
しかし、医者による対面式の問診に慣れている人にとって、自動問診は心理的抵抗感を覚える傾向が強いとヒアリングから明らかになりました。
これらの理由から、とくに様々な壁があり医療にアクセスしづらい海外において、旅行者が適切な医療にいち早くアクセスするのを可能にする必要があると考えましたし、自動問診を実際に使ってもらうことによって心理的抵抗感を減らすことをしたいとも考えました。
今までセルフメディケーションの浸透を目的とした様々な症例辞典のようなものが作られてきました(一番の有名どころでは『家庭の医学』でしょうか)。
しかし、それほど浸透しなかったのはそういった辞典を実際に使う必要性に迫られることがなかったこと、そして辞典を用いても、最終的に病気の判断を自分がしなければいけなかったからです。
Dr. スサノスはこれらの反省点を踏まえて、ユーザー目線に立ったプロダクトであるようにと設計しています。 といっても、いまだに課題は存在していますので、現在の簡素な病気予測アルゴリズムをもっと進化させる必要性があります。これは来年2月中には何として完成させるつもりです。
-最後になにかあれば
海外旅行をよくする方は、Dr.スサノスの登録の方、よろしくお願いしたいです。また、改善のためご意見などをLINEbot内の「ご意見、ご協力のお申し出はこちら」から、あるいはinfo@susanos.jpにお寄せください。
また、興味を持ってくださった方、ぜひinfo@susanos.jpまでお声を聞かせてください。
最後にスサノスのLINE友達登録のQRコードを貼らせていただきます。ありがとうございました。
また、興味を持ってくださった方、ぜひinfo@susanos.jpまでお声を聞かせてください。
最後にスサノスのLINE友達登録のQRコードを貼らせていただきます。ありがとうございました。
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