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ブリストル マイヤーズ スクイブは、欧州委員会(EC)が、フルオロピリミジンを含む併用化学療法後のミスマッチ修復機構欠損(dMMR)または高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)の進行大腸がん(mCRC)の成人患者の治療薬として、オプジーボ(一般名:ニボルマブ)とヤーボイ(一般名:イピリムマブ)の併用療法を承認したことを発表しました。

ECの決定は、オプジーボとヤーボイの併用療法が、フルオロピリミジン、オキサリプラチンおよびイリノテカンによる治療を受けたMSI-HまたはdMMRのmCRC患者で臨床的に意義のある奏効率(ORR)の改善を示した第Ⅱ相CheckMate -142試験のデータに基づいています。オプジーボとヤーボイの併用療法の安全性プロファイルは、他のがん腫における併用療法でこれまでに報告されている試験のものと一貫していました。

ブリストル マイヤーズ スクイブの消化器がん領域、開発責任者であるIan M. Waxman(M.D.)は、次のように述べています。
進行大腸がんは、予後不良な悪性度の高いがんで、標準的な化学療法を上回るさらなる治療選択肢が患者さんには必要とされています。
この承認により、EUにおいてミスマッチ修復欠損症または高頻度マイクロサテライト不安定性の進行大腸がん患者さんは、最初の免疫療法薬の2剤併用療法を受けることができるようになります。
この合理的な併用療法を推進するために、ステークホルダーの皆様と協力してまいります。
オプジーボとヤーボイの併用療法は、EUで最初に承認された消化器がんに対する免疫療法薬の2剤併用療法による治療選択肢になります。

この併用療法は、非小細胞肺がんおよび腎細胞がんについてもEUで承認されています。 この販売承認により、すべてのEU加盟国、ノルウェー、アイスランドおよびリヒテンシュタインで、オプジーボとヤーボイの併用療法が認められることになります。
 オプジーボとヤーボイの併用療法は、2018年7月、フルオロピリミジン、オキサリプラチンおよびイリノテカンによる治療後に病勢進行したMSI-HまたはdMMRのmCRCの成人および小児(12歳以上)患者の治療薬として、アメリカ食品医薬品局(FDA)により承認されました。

オプジーボとヤーボイの併用療法は、日本においても、2020年9月、がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発のMSI-Hを有する結腸・直腸がんの治療薬として、厚生労働省(MHLW)により承認されました。

CheckMate -142試験の有効性および安全性の結果

最短46.9カ月の追跡調査でのCheckMate -142試験の結果は次のとおりです。

• ORR:本試験では、オプジーボとヤーボイの併用療法群の奏効率は64.7%(95%信頼区間:55.4 -73.2)であり、完全奏効率は12.6%でした。
• DOR:オプジーボとヤーボイの併用療法群では奏効期間の中央値は未達でした(1.4、58.0カ月以上)。
• 安全性:オプジーボとヤーボイの併用療法群で10%以上に認められた副作用は、倦怠感(58%)、下痢(41%)、筋骨格痛(39%)、発疹(38%)、そう痒症(35%)、悪心(30%)、咳嗽(29%)、発熱(29%)、腹痛(22%)、関節痛(22%)、食欲減退(22%)、上気道感染症(21%)、嘔吐(21%)、頭痛(19%)、呼吸困難(19%)、甲状腺機能低下症(18%)、便秘(18%)、浮腫(末梢浮腫を含む)(16%)、浮動性めまい(14%)、甲状腺機能亢進症 (12%)、皮膚乾燥(11%)、高血圧(10%)でした。 副作用の大半は、軽度から中等症(グレード1または2)でした。

CheckMate -142試験について

 CheckMate -142試験には、フルオロピリミジン、オキサリプラチンおよびイリノテカンによる治療中または治療後に病勢進行したミスマッチ修復機構欠損(dMMR)または高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)の進行大腸がん(mCRC)患者を対象に、オプジーボとヤーボイの併用療法を評価した多施設共同非無作為化非盲検コホートが含まれました。

同併用療法コホートの患者には、オプジーボ3 mg/kgとヤーボイ1 mg/kgを3週間間隔で計4回投与し、その後オプジーボ3 mg/kgを単剤療法として2週間間隔で投与しました。

投与は、病勢進行、死亡または忍容できない毒性が認められるまで継続されました。有効性の評価項目には、固形がんの治療効果判定のためのガイドライン(RECIST 1.1)の基準に基づく盲検下独立中央評価委員会の評価による奏効率(ORR)および奏効期間(DOR)が含まれました。
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