万博若者会議@大阪が開催!

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2019年5月2日 大阪・中之島で「2025年万博若者会議」が開催されました。2025年の大阪万博誘致活動でも活躍したWAKAZOが主催となりました。

2020年東京オリンピックが「アスリートの祭典」だとしたら、2025年大阪万博は「クリエイターの祭典」です。WAKAZOはそのクリエイターの祭典に、若者が主役となるパビリオンである「WAKAZO Pavilion」をつくることを目指しています。

今回の2025年万博若者会議は、「2050年、若者はどのような未来を共に創り、生きていくのか」というメインテーマのもと、2050年の「生まれる」について話し合われました。

今回は、
1.キーノートスピーチ
2.ワークショップ
3.ワークショップ(ワールドカフェ)
4.クロージング
の4本立てでおこなわれました。

WAKAZO.ONLINE

WAKAZO.ONLINE
主催団体WAKAZOのウェブサイト

KEYNOTE SPEECH - 鈴木 中人 さん

鈴木 中人 さん

鈴木 中人 さん

いのちをバトンタッチする会
キーノートスピーチでは、いのちをバトンタッチする会の鈴木中人さんが自らの体験を基に「いのちの授業」を行いました。小児がんにかかってしまった子どもが抗がん剤治療をはじめ、快復したと思われていたにも関わらず、命を落としてしまったことが例に出されました。もともとは仏教用語で、親よりも先に子どもが亡くなることを意味する「逆縁」という言葉を紹介しました。その子の親は子どもの死を「子どもの分まで生きる」と受け止め、日常の生活を送っています。

この授業では、「生まれてきて、死んでゆく」中で、自分にとって大切なものは何か、自分は何を感じているかの大切さが問われました。周囲の人に対する、ありがとうという感謝の気持ちが、支え合いにつながり、みんなで生き抜くことにつながり、みんなで生き抜く社会こそが「いのち輝く」未来社会につながるのではないかと語られました。

KEYNOTE SPEECH - 橋爪 紳也 さん

橋爪 紳也さん

橋爪 紳也さん

次に、大阪府・市特別顧問の橋爪紳也さんが登壇しました。橋爪さんは、職人の子どもとして生まれ1970年の万博での経験に触れつつ、これまでの万博は「最新テクノロジーの実験場」となっていましたが、2025年の大阪万博はさらに未来志向のものにしていこうと語りはじめました。

これまでの万博は中心があり、そこから区画が切られてパビリオンが設置されていましたが、大阪万博では中心をつくらずに、「すべてが対等」になる構造にすることを提案しました。梅田の街のように、複雑な配置担っているにも関わらず、自律的に秩序立てられているようなつくりがいいのではないかと問いかけました。

中心のない離散型のパビリオン配置にすることで、グローバリズムとローカリズム、秩序と混沌、自律と他律、生と死といった二項対立の構造をつくりだすことをやめて、SDGs(持続可能な開発目標)の理念を実現することの重要性を示唆したのです。大阪万博はそのための「通過点」に過ぎないと締めくくりました。

ワークショップ:2050年の「生まれる」

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その後のワークショップでは、”2050年の「生まれる」”をテーマに、そこからさらに進んでどのように生きるかなどが話し合われ、男性が育休を取得することや、強制性交等罪における強姦・レイプをどのように捉えるかや、ロボットやAIの技術とこれからの暮らしといった、若者にとってリスクとなるテーマや若者だからこそ話し合い、社会に訴えかけられるテーマで議論が交わされました。

このワークショップでは、With MidwifeやGenesis、Robotexといった団体が、「生まれる」に対する根源的な問いかけから、若者の感性で感じる社会への問題提起をしました。

VIEWS

今回の2025年大阪万博に向けた万博若者会議からは、「大阪万博を目的化しない」意志が強く感じられました。テーマにもある通り、2050年を見すえて、「どう生まれて、どう生きるか」に力点が置かれているのです。今回の万博のテーマは「いのち輝く、未来社会のデザイン」です。

2025年の大阪万博もいわば生まれたばかりの状態です。2025年に開催されますが、同年に閉幕した後の、その先の時代にどのようにつなげていくかの重要性を考えていくことが求められていると感じます。
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