PULSE INTERVIEW 【前編】

東京とサンフランシスコ行ったり来たりの私がなぜサンフランシスコにいるのか?

高橋雄介
ChatCenter iO CEO
2016年11月11日

シリコンバレーの中心と日本を往復

日本とサンフランシスコをよく、往復されていますが、今は、サンフランシスコのどちらにいらっしゃるのですか?
今(インタビューを遠隔で受けている場所)は、SoMa(South of Market)という、サンフランシスコを斜めに縦断している道の南側の地域にいます。

目の前はツイッター本社で、裏にはAirbnbがあって、UberやStripeも近くにあります。
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シリコンバレーの中心地ですね
サンフランシスコは丘の上に家がたくさんあったりと、いろいろな居住区があるのですが、ここはミッドタウンのレジデンスで、最近の給料の高いシリコンバレーの従業員が住むマンションが多くある地域です。

このすぐ近くに私のオフィスもあります。
サンフランシスコの雰囲気はどういった感じなのでしょうか?
エクササイズのクラスをマンションでとっていると、「今、セールスフォースにいて」とか、「Stripeにいて」といった人や、「スタンフォードのメディカルセンターにいて、スペインのマドリッドから来て1年になるんだ」といったような、知的産業で、医療やヘルステックも含め、様々な業界の人が身近な存在です。

例えば、僕はロードバイクに乗るのですが、朝練の際にLinkedInのデータサイエンティストと偶然知り合ったりしますし、大企業に買収された会社の創業メンバーと週末に練習をしていると、会社が買収されるということについての話や、どうのようにM&Aが起こったのか、どうして始まったのかといった、非常にリアルな会話が日常の会話に溢れています。

こういった話ができる機会が多くあるので、日本でメディアを通じてわかる情報とは違って、ここでは、記事にもならないような情報が身近にあると思います。

グローバルなスケール感と、チャレンジングな風土

医療に関してもそうしたコミュニティーがあったりもするのでしょうか?
ここでは、規制産業に対してもどんどん参入しいく風土があるので、そういったコミュニティもありますし、そこには様々な人材が入っていっています。

英語ができるかどうかはそもそも前提としても、ニューヨーク、カリフォルニア、ボストン、シアトルなどの大都市では、大学で同級生がみんな違う国というのはよくあることで、大学進学の際に考えることがそもそも「自国の大学に行くか、フランスの大学に行くか、それともアメリカの大学に行くか」というスケール感なのだと思います。

こうした人がこの街を選んで来ているので、日本の中のみでの大学のカテゴライズやそのほかの様々な視点とは、また違った考え方に基づいた動き方をしているんではないかと思います。

また、スタートアップは若い人たちがやるものではない場合が多く、特定の業界のなかでの、コネクション、経験、知見がある上で創業している人が多く、最終的に会社が成功するかどうかは別にしても、創業メンバーに有力なメンバーがいると、投資家からの信頼度は増しましし、企業としての成長の確度も高くしやすいのだと思います。

中編は明日公開します。

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高橋雄介

ChatCenter iO CEO
1980年生まれ。AppSocially創業者CEO。慶應義塾大学SFCにてPhDを取得後、研究者および大学講師を経て、独立。2社目の起業で500 Startupsのプログラムに参加。ChatCenter iOを開発、提供している。