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小野薬品工業株式会社が、ヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体、オプジーボ®(一般名:ニボルマブ)点滴静注について、フルオロピリミジン系薬剤およびプラチナ系薬剤を含む併用療法に不応または不耐となった切除不能な進行または再発食道がん患者を対象に小野薬品およびブリストル・マイヤーズスクイブ社が実施した多施設国際共同無作為化非盲検第Ⅲ相臨床試験(ATTRACTION-3試験:ONO-4538-24/CA209-473)の最終解析において、オプジーボ群が化学療法群(ドセタキセルまたはパクリタキセル)と比較して、主要評価項目である全生存期間(OS)の有意な延長を示したことを発表しました。



オプジーボは、切除不能な進行または再発食道がんにおいて、腫瘍細胞のPD-L1発現を問わない集団全体においてOSの有意な延長を示した世界で初めての免疫チェックポイント阻害薬となります。この試験の結果については、今後、関連学会にて公表される予定です。
食道がんは、食道の内面を覆っている粘膜から発生する悪性腫瘍で、大きくなると深層(外側)に向かって増殖します。食道がんは主に扁平上皮がんと腺がんの二つの組織型に分類され、日本では、扁平上皮がんが約90%を占めています。

全世界では、年間約570,000人(日本では約25,000人)が新たに食道がんと診断され、年間約510,000人(日本では約12,000人)の死亡が報告されています*1 *2。

シスプラチンと5-FUが不応となった食道がんの二次治療において、明確な生存期間の延長効果を示した薬剤がない*3ことから、この疾患における新規治療薬の開発が期待されている。

*1:Globocan 2018. Available at: http://globocan.iarc.fr/
*2 :https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/index.html
*3:特定非営利活動法人 日本食道学会、食道癌診療ガイドライン2017年版
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