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スイスに本社を置く食品世界最大手のネスレは27日、ウルフ・マーク・シュナイダー氏を新CEOとして社外から迎え入れることを発表した。ネスレのCEOが社外から選ばれるのは95年ぶりだ。
シュナイダー氏は2003年から透析や病院、外来治療向けの製品、サービスを提供するフレゼニウス社でCEOを務め、同社を280億ユーロ(日本円で約3.2兆円)の売上を誇る世界有数のヘルスケア企業へと育て上げた。

シュナイダー氏はCEO就任に際して「ビジョンを追求するために、ネスレの皆さまとステークホルダーの方々と働くことを楽しみにしています。」とコメントし、ネスレのさらなる栄養・健康・ウェルネス分野での取り組みに意気込みを見せた。

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食品産業で世界トップを誇るネスレ。近年はフラン急変動の影響で収益減もあったが、依然として安定した経営を続けている。
一方で、新興国の景気減速やイギリスのEU離脱など、世界経済の先行きには不安もある。
ネスレ現会長のピーター・ブラベック-レッツマット氏は、「増大する困難な外部環境に立ち向かい、長期的短期的両方の業績目標を達成する準備を整えました。」とコメントを残している。
これから混迷が予測される世界経済の中で、95年ぶりに外部から迎え入れられたシュナイダー氏がどのように手腕を振るうのか、注目したい。
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