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ペプチドリーム株式会社と日本メジフィジックス株式会社は、特殊ペプチド*1にラジオアイソトープ(RI:放射性同位元素)を標識した治療薬及び診断薬の創製に向けた戦略的共同研究開発および商業化の枠組みに関して基本合意をし、覚書を締結したことを発表しました。



ペプチドリームは、独自の創製開発プラットフォームシステムであるPDPS(Peptide Discovery Platform System)を活用し、特殊ペプチドを用いた創薬の研究開発を進めています。また、NMP は「治療と診断の融合(セラノスティクス)」の実現を目指しており、治療用および診断用の放射性医薬品を開発するための新たな研究製造拠点*2の整備に着手しています。



今回の覚書締結を機に、ペプチドリームが持つ特殊ペプチドに日本メジフィジックスが持つ放射性核種を標識する技術を組み合わせることにより、セラノスティクスの実現につながる新たな治療薬及び診断薬の創製を進めてまいります。

この取組みによって得られるRI標識ペプチドの開発および製品化の権利は両社で共有し、日本を含むアジア、ならびに欧米等において共同開発またはライセンスの導出を目指すとしています。
放射性医薬品のトップメーカーである日本メジフィジックスと核医学分野で世界的に注目されている『セラノスティクス』の実現に向けた戦略的共同研究開発を開始できることを大変うれしく思っています。

当社の特殊ペプチド技術と日本メジフィジックスが持つ放射性核種標識技術を融合することで、革新的な治療薬及び診断薬が見出されることを期待しています。
ペプチドリーム株式会社 取締役副社長 舛屋圭一氏のコメント
当社は、医療ニーズを満たす新しい製品や技術の開発を推進することで、社会に貢献することを目指しています。

特殊ペプチドを用いた医薬品開発において幅広い経験と高い実績を持つペプチドリームと共同研究開発を進めることにより、個別化医療へのニーズに応える世界に先駆けた『セラノスティクス』の実現が達成できるものと確信しています。
日本メジフィジックス株式会社 代表取締役社長 下田尚志氏のコメント
参考:
*1特殊ペプチド:6~50アミノ酸残基からなる一般的なペプチドに対して、天然の20種類のアミノ酸のみならず、各種特殊(非天然型)アミノ酸(L-アミノ酸誘導体、D-アミノ酸、N-メチル化アミノ酸、β-アミノ酸等)を組み込ん6~20アミノ酸残基からなるペプチドのこと。

*2国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の平成29年度 「医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE*3)」(第2回)に採択された「セラノスティクス概念を具現化するための創薬拠点整備を伴う、抗体等標識治療薬(アルファ線)とコンパニオン診断薬の開発」における創薬拠点。

*3CiCLE:AMED が推進する事業の一つで、革新的な医薬品・医療機器等の創出に向けて、政府出資を活用し、産学官が連携して取り組む研究開発を支援し、またその環境の整備を促進するもの。(AMED のホームページから)
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