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アステラス製薬株式会社とiota Biosciences, Inc.が、極小の体内埋め込み型医療機器を用いた新たな生体センシングおよび治療手段の実現を目指し、共同研究開発契約を締結しました。この契約に基づき、アステラス製薬とiota社は、今後、共同でアンメットメディカルニーズの高い複数の疾患を対象として、埋め込み型医療機器の詳細な仕様を検討し、前臨床試験を実施します。

iota社は、バイオエレクトロニクス分野に特化したスタートアップ企業です。iota社は、電力供給および無線通信手段に超音波を用いる独自の技術を有しており、バッテリーやケーブルの搭載が不要で、大きさが数ミリ以下と極めて小さい埋め込み型医療機器を開発しています。

従来の埋め込み型医療機器は、電力を供給するためのバッテリーや、情報通信のためのケーブルや大きな電子回路の搭載が必要であり、サイズの小型化に課題がありました。これに対し、アステラス製薬とiota社がこれから開発する、バッテリーやケーブルの搭載が不要な極小の埋め込み型医療機器は、組織や臓器の状態を診断するこれまでにない生体センシングや、神経や筋肉への電気刺激による治療への応用が期待されています。

両社のコメント

iota社の共同創業者兼共同CEOであるMichel MaharbizとJose Carmenaは、
「私たちは、極小の埋め込み型医療機器が、従来の治療手段や診断方法との組み合わせ、あるいはその代替として使用される将来像を思い描いています。今回の契約締結により、アステラス製薬とともに、この革新的な技術を世界中の患者さんのもとにお届けできることを期待しています」と述べています。

アステラス製薬の代表取締役副社長経営戦略担当である岡村直樹は、
「このたび、バイオエレクトロニクス分野におけるパイオニアが率いるiota社と提携できることを大変嬉しく思います。私たちは医療用医薬品(Rx)事業で培ってきた強みと異分野の技術・知見を融合した、革新的なヘルスケアソリューション(Rx+TM(1))の創出を目指しています。本提携はその取り組みの一環です。引き続き、この分野へ積極的に投資していきます」と述べています。
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