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第一三共株式会社が、再発・進行性の固形がん患者を対象としたDS-7300(B7-H3を標的とした抗体薬物複合体、ADC)の第1/2相臨床試験において、最初の患者への投与を開始したことを発表しました。

第一三共は、がん領域パイプラインのグローバル開発の加速を目的として、Sarah Cannon Research Instituteとの開発提携を昨年12月に発表していました。今回の試験は、この提携のもと初めて開始した臨床試験となります。

DS-7300は、第一三共のADCフランチャイズで4番目に臨床開発段階に入った薬剤で、がん細胞膜上のB7-H3を標的となっています。

B7-H3は、肺がん、頭頸部がん、食道がん、前立腺がん、子宮内膜がん、乳がんなど様々ながん種において過剰発現しているたんぱく質の一種で、がんの進行や予後の悪化に関係していると言われていますが、現在、がん治療を対象に承認されているB7-H3を標的とした治療薬はありません。

この試験は、日本とアメリカにおける再発・進行性の固形がん患者(頭頸部がん、食道がん、非小細胞肺がん等)を対象とした第1/2相臨床試験で、二つのパートからなります。

◆パート1(用量漸増パート)では、約40名の患者を対象に、DS-7300の投与量を段階的に増やしながら安全性と忍容性を評価し、最大耐用量と推奨用量を決定します。

◆パート2(用量展開パート)では、約120名の患者を対象に、推奨用量での安全性と忍容性を評価すると共に、客観的奏効率、奏効期間、無増悪生存期間*4及び全生存期間を含む有効性を評価されます。
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