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ハーバード大学ヴィース研究所×ダナ・ファーバーがん研究所×ノバルティス

ノバルティスとハーバード大学ヴィース研究所、ダナ・ファーバーがん研究所が、共同でバイオマテリアルシステムの開発に取り組むことを発表しました。

今回の提携の対象となるバイオマテリアルシステムは、作用持続時間が限られている、特定のがん細胞を標的にすることができないといった、従来のがんワクチンがもつ障壁を克服することを目指しています。

ハーバード大学ジョン・A・ポールソン工学応用科学部、ヴィース研究所、およびダナ・ファーバーがん研究所の研究者たちは、持続的な免疫療法を可能にし、特定の種類のがんを標的とするバイオマテリアルシステムの確立に向け、長年にわたって研究を続けてきていました。

今後、ノバルティスとヴィース研究所の研究チームらは、共同で第二世代のがん免疫療法の幅広いポートフォリオを実現するため、バイオマテリアルシステムの開発を目指します。
ハーバード大学

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ライセンス契約などについて

ハーバード大学技術開発局とのライセンス契約およびヴィース研究所との共同研究により、ノバルティスの併用免疫療法レジメンの開発に関する取り組みが強化されることになります。

新しい免疫療法は一部のがん患者に効果があることが示されており、より多くの患者さんを治療できる新しい免疫腫瘍学的治療法の開発につながる可能性があ流とされます。

埋め込み型の注射装置は、生分解性の材料を用いて多孔質の三次元構造に組み上げられています。このシステムは、宿主の樹状細胞を誘引し、特定の免疫細胞に腫瘍抗原を提示するための細胞動員因子を放出することにより、腫瘍細胞に対する免疫応答を増強することを意図して作られています。

このシステムの有効性は、ヒトを対象とした臨床試験ではいまだ証明されてはいませんが、がんに関する情報を免疫システムに伝達するとともに、長期にわたり持続する免疫応答を開始させるための人工的ながん微小環境になりうる可能性があります。

今回ライセンスを得た特定の標的への応用に関する技術は、ハーバード大学、ダナ・ファーバーがん研究所、およびミシガン大学が所有または共同所有しています。
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