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サノフィ株式会社が、デュピクセントⓇ(一般名:デュピルマブ(遺伝子組換え))について、「気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない重症又は難治の患者に限る)」に対する効能・効果追加の承認を取得したことを発表しました。

世界の喘息患者数は、約3億5千万人にのぼります。重症の喘息の患者は、喘息患者全体の5~10%を占めます2。中等症から重症の喘息患者では、標準治療でコントロールできない症状が持続することが多く、このような患者には生物学的製剤治療が適していると考えられます。中等症から重症の喘息による患者には、咳、喘鳴、呼吸困難がみられ、重い喘息発作による救急外来の受診や入院のリスクがあります。

コントロール不良の喘息では、インターロイキン4(IL-4)やインターロイキン5(IL-5)、インターロイキン13(IL-13)という、Type2(2型)炎症反応にかかわ る主要なサイトカインの活動性亢進などの特徴がしばしば見られます。Type2炎症は気道炎症の主体であり、 喘息増悪リスクの増加や呼吸機能の低下などの一因とされているほか、アトピー 性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、鼻茸といった他の疾患にも関与しているといわれています。

喘息患者を対象とした臨床試験プログラムでは、デュピクセントにより重度喘息増悪の減少、経口ステロイド薬の減量、患者の生活の質(QOL)の改善がみられるとともに、臨床的に意義があり統計学的に有意な呼吸機能の改善がみられました。デュピクセントは、世界初で唯一のIL-4/IL-13受容体阻害薬です。
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