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塩野義製薬株式会社、ヤンセン社とアルツハイマー治療薬研究基金(ADDF)が、「臨床検体アクセス契約」の締結に向けて合意したことを、東京で開催中の世界認知症審議会(WDC)で発表しました。


日本社会の高齢化に伴い、アルツハイマー病は大きな社会問題となっています。世界で4,400万人以上の人々がアルツハイマー病を含む認知症を抱えて暮らしており、その数は日々増加しています。アルツハイマー病の早期発見のためにはバイオマーカーの特定が重要な研究テーマの一つとなっています。初期の段階でアルツハイマー病を的確に検出し、モニタリングしていくことが臨床試験や治療法の開発を進める上で重要となっています。


これまで塩野義製薬とヤンセン社は、開発を中止したアルツハイマー病治療薬候補の臨床開発プログラムから得られたデータや臨床検体を世界中の研究者に提供することを検討してきていました。


今回の合意に基づき両社は、アルツハイマー病治療薬の創薬促進を目的としたバイオマーカー開発を加速させるために資金提供プログラムを実施しているADDFと協力し、患者から臨床研究での使用許可が得られた臨床検体やそれに付随する匿名化された臨床データをアカデミア等の研究機関が利用できるよう、契約の締結に向けて調整していくことになります。

この資金提供プログラムは、アルツハイマー関連疾患のバイオマーカーを特定し、その特性を明らかにするために選択された研究開発に対して、ADDFが研究資金を提供するものです。
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