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ロシュ社が、テセントリク®(アテゾリズマブ)の第III相臨床試験であるIMpassion130試験において、この試験の二つの主要評価項目の一つである無増悪生存期間(PFS)の延長が認められたことを発表しました。

この試験において、一次治療におけるテセントリクとアブラキサン®[パクリタキセル(アルブミン懸濁型)]の併用は、パクリタキセル(アルブミン懸濁型)化学療法単独と比較し、ITT解析集団およびPD-L1の発現が認められる転移性または切除不能な局所進行TNBC患者の両集団において、病勢進行または死亡のリスクを低下させました。

もう一つの主要評価項目である全生存期間(OS)については、PD-L1の発現が認められる患者さんにおいて改善の兆候が認められ、次回の計画されている解析まで試験は継続します。

テセントリクとパクリタキセル(アルブミン懸濁型)の併用における安全性は、これまでに各薬剤で認められている安全性プロファイルと一致しており、この併用療法による新たな安全性のシグナルは確認されませんでした。試験の全成績は今後の学会で報告される予定であり、FDAやEMAなど各国の規制当局に提出される予定です。
IMpassion130試験は、転移性または切除不能な局所進行乳がんに対して全身薬物療法を受けていないTNBC患者を対象とし、テセントリクとパクリタキセル(アルブミン懸濁型)の併用とパクリタキセル(アルブミン懸濁型)単独を比較し、有効性ならびに安全性、薬物動態を検討した多施設共同無作為化プラセボ対照の二重盲検国際共同第III相臨床試験です。この試験では、902名の患者が2群に1:1の割合で割り付けられました。

この試験の主要評価項目はRECISTv1.1に基づく主治医評価によるPFSとOSです。両主要評価項目はITT解析集団およびPD-L1の発現が認められる患者において評価されています。副次評価項目は奏効率ならびに奏効期間、がん患者の健康関連QoL(Global Health Status/HRQoL)です。
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